2016年6月ヒラリー・クリントンが民主党のアメリカ大統領候補へ

アメリカ歴代大統領:いよいよ女性の登場か

おはようございます。

2016年6月時点のアメリカ大統領選挙に関する配信記事です。

ヒラリー・クリントンが2016年秋のアメリカ大統領選挙の民主党候補に事実上選出されました。

アメリカ合衆国歴代の二大政党の候補者として初めての女性候補です。

ずいぶんかかりました。

直近は2008年、現大統領バラク・オバマと指名権を争い、敗れて撤退したことが昨日のことのように思い出されます。

長らく本命といわれながら、現大統領の2期8年を、前半は国務長官として支えながら虎視眈々と後任を狙い続けたヒラリーの粘り勝ちの面があります。

ヒラリーも68歳、ここを逃すともう後はないところまできています。

夫のビル・クリントンは43歳で大統領となったわけですが、ここから25年、四半世紀も粘り続けるとは物凄い能力と意思と根性の持ち主であることは間違いありません。

文字通りすごい女です

しかし、当然ここで終わるわけにはいかないと陣営は思っています。

決勝戦、共和党との本戦に勝ち抜かなければ全く意味がないのです。

ヒラリーを支えている陣営スタッフは、彼女が大統領になれば、そのままホワイトハウスのスタッフとなります。

皆の人生がかかっているのです。

選挙費用も莫大にかかっています。

最終決戦の火蓋が切られました。

共和党の相手は、低所得層や青年、自国主義者や保守層といったアメリカのサイレントマジョリティーの支持をここ1年で絶大に集めてきたドナルド・トランプです。

正直、10年以上にわたる彼女の大統領への挑戦の道のそのほとんどにおいて、トランプなど視野にありませんでした。

ただの野党の共和党の中のたくさんいる泡沫候補だったのです。

それが、共和党内に反感は強く残るものの、それら旧指導層との対立をテコにして、長らく政権から遠ざかっている共和党を破壊的に率いて当たってくる同氏は、いつしか庶民の熱狂的な支持を受けるようになり、いわば最強の競争相手に育ってきたのです。

民主党内にも同様の反対勢力が伸長し、バーニー・サンダースという自称社会民主主義者を振り切るまでヒラリー陣営は思いの外時間がかかりました。

ヒラリー陣営が一番恐れていることは、「ヒラリーで決まり」といった楽観的な風潮が起こってしまい本戦投票日に一気に票が相手に流れることでしょう。

これから半年弱、いよいよ決勝戦の心理戦が始まります。

海の向こうから注目していきたいと思います。

選挙に限らず政局の予想はさっぱり当たらない筆者ですが以上です。

(平成28年6月10日 金曜日)

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