(2019/06/01)オフラインでのパソコンガジェット環境を定期的に整備することの大切さについて(介護の話)

おはようございます。

2019年(令和元年)5月最後の、身の回りのガジェット他について、少し離れた実家の父母のパソコン設定の整理をしましたことを報告させていただくビルメン王(@shinya_ueda)のブログ配信記事第三弾です。

筆者のような昭和生まれにとってみれば、当然、その両親も、昭和前半生まれということになりまして、現在巷に溢れているPCまわりのことなど、とんと判らないものになっております。

それでも、「遺言」をWordファイルで書いたが刷り出し(印刷)ができなくなってしまうので、プリンタの設定を見て欲しいだの、孫の写真をグーグルフォトの同じアカウントで共有していたのがブラウザのアップデートでそのIDパスワードが飛んでしまって入れなくなった(見れなくなった)だの、やれTeamsの設定が初期化されただの、いろいろと、情報共有手段について実家も困ったことが積み上がってまいります。
これへの対処も、いわゆる「介護」の立派な一形態なのでしょう。
電話やスカイプ会話しながら、もしくは初期化した画面をハードコピーにしてメールなりフェイスブックのメッセンジャー機能で送ってくださいということを「教授」する方が手間であり、仕方ないので、たまの休日時間を作って実家にしばし滞在する時間を作って、そして優先度の高いものからやおらとっかかります。
まず、グーグルフォトを同期します。
最近は二段階認証になっているのでさらにリモートでやってもらうのは難しいでしょう。
しかし、見たい孫の写真や風景の様子を、手持ちのスマホ(iPhone7という中古機ですが)で撮ったそばからクラウドにアップロードされて、おじいちゃんおばあちゃんも見ることができるというのは、特にリウマチによる一級障害を持つ筆者の母などにすれば、大変ありがたい機能であります。
孫が小学校に投稿した時に安全対策で指定されたメールアドレスに校門ついた旨のメールが飛ぶ、「ツイタもん」というサービスが福岡市にはありますが、これも、実家のメールアドレスを設定しておけば、毎日孫の末娘が学校に行って下校していることがわかり、非常に嬉しいということです。
そのような、メンテナンスを定期的にオフラインで行うのは、これはまさに企業の総務、IT部門がやっている「説明書付きの係員」の役目で全く同じようなことをやっていると感じざるを得ません。
そう考えると、社会におけるニーズというのは企業の先端で行われているものと軌を一ににして刻一刻と変化しており、テクノロジーの発達で乗り越えられる部分もかなりあるものだと勇気付けられます。
さて、勇気付けられたところで次のプリンタの設定を行います。
まず、パソコンでプリンタドライバの中に詰まったままのエラー印刷不可ファイルを消しますが、どうもうまくいきません。
目をプリンタに向けますと、プリンタのハード側の、赤点滅ランプが気になります。
どうやら、インクカートリッジをハード的に認識していないようです(つまり、インク不足の状態)。
インクは切れたので全交換したのだが、という両親の言葉を元に、もう一度、インクが不足している場合のカートリッジ取り替えの工程を踏んで、カートリッジを取り出し、そして同じカートリッジを全色分差し込んで、そして元に戻すと、赤点滅ランプが消えました。
そして、PCでの画面でも、4色のインクが充填された旨の表示が出ました。
もう少しです。
更新が全くかかっていない古いプリンタドライバ(と勝手に認定)を一旦削除し、同じプリンタドライバをインストールします。
PC側で、適当なプリンタドライバをバックグラウンドでインストールする、という余計だけどもそちらに任せた方が良さそうなPCの設定でしたので、そのまま待つこと十数分、全く同じ名前のプリンタドライバのインストールが完了しました。
いよいよ、テストページの印刷です。
しかし、これが時間がかかりました。
プリンタ側で、紙を補給しようともがくような動作が時折見られるのですが、ちっとも印刷が始まりません。
3分ほど待ったところで、これは強制終了かと思ったところで、いきなりプリンタが「開通」し、音を立てて印刷を始めました。
ミッション、コンプリートです。
テストページが見事に4色使って印刷されています。
さあ、いよいよ「遺言」の印刷です。
ワードファイルなんだからメールに添付して送れば済むのではないか、という言葉はぐっと飲み込み、嬉々として刷り出す両親と、その内容を手に取り満足なところで、はいと渡されました。
結局、あくまで「今時点」の遺書ということで、貰って帰りましたが、いろいろ環境を整備したのでまだまだやることがあるだろうと思い、近くまた行って整備しておこうと思いました。
次は遺影をフォトショットで整理したいとか、葬儀の式次第や挨拶をイラストレーターで作りたいとか言われかねないので、アドビプログラムも練習しておこうと思いました。
就活生に紛れて終活真っ最中の週末を過ごしております筆者からは以上です。
(2019/06/01 土曜日)