人間社会において求められるのは組織の力か個人の能力かその両方かという話

ある年頭訓話風景

おはようございます。

2014年1月の記事です。

組織が強いのか、そこに居る人(リーダー)が強いのかという命題があります。

例えば、人の三井と言いまして昔から三井財閥は人間の能力を極限まで生かし切るように仕事を任せたといいます。

一方三菱財閥は、組織の三菱と言いまして、人間が所属する組織の強さを極限までに高めるために、全責任を負うトップの権限と裁量を認め、組織に属する個々人が、この全体方針に従って動きやすくするように努めたと言えます。

いずれも個人の能力を如何なく発揮するように組織や企業のあり方を揃えたと言えますが、アプローチが異なるため外部の者からは非常に特徴的に映ります。

そして、一緒に仕事をしていく上では、最初は安全を見て社格やブランドから入っていきますが、徐々にその中の誰と一緒に仕事を進めるかという点が重要になってきます。

取引銀行の担当者が「当たり」の場合は面白い提案や時には預金者を代表した耳の痛い忠告も聞けるでしょうし、いざというときに非常に頼りになります。

逆にそうではない場合、銀行は単なる御用聞きとなり肝心なときに何の役にも立たない金庫となってしまいます。

組織の力を生かすことができる個人になるよう努めたいと思います。

そして属する組織に貢献することができれば、それが自らの能力の拡張にもつながるでしょう。

組織と個人は相反するものではなく、相互に補うものであると記して、今年の年頭の挨拶と致します。

こちらからは以上です。

(平成25年1月2日)

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