(2019/11/25)名刺と連絡先情報のリンクができれば最高だと思う話です(EightとLinkedin情報の結合)

名刺入れ

おはようございます。

2019年11月の連絡先および名刺管理に関する筆者個人の現状と今後の希望を含めて論じてみたいと思います。

連絡先は、Googleの連絡先管理が最初だったと思いますが、これは、かつて年賀状をオフラインで作って出していたとき(年賀状は2018年の年賀状を最後に欠礼することになりました)に、宛名の住所録代わりに用いていました。

さらに、Gmailをメインで使うようになれば、自然とメールアドレスがその連絡先情報に溜まってきて、そうして、携帯電話番号といった音声伝達手段の連絡先情報もその連絡先に溜まっていったという経緯があります。

ですので、かつては、名刺を受け取り次第、その名刺を自分の目で見て、Googleの連絡先情報に、氏名からメールアドレス、携帯電話、自宅住所がわかったら年賀状を出す際のために、その住所も手入力で登録していたというわけです。

ここから、ビジネスSNSという名のLinkedinが出てきます。

ビジネス上のキャリアの履歴や能力、専門性がわかるSNSということで、海外を中心に急速に伸びてきたこのLinkedinでしたが、筆者は自分のキャリアを英語で記載してはいましたが、特にうまく使いこなしていたわけではありませんでした。

また、最近では、日本初の名刺SNSといって良い、Sansan社から個人向けに出ているEightという名刺管理クラウドが出てきました。

筆者も、一念発起して、SansanやEightから提供されている、専用名刺スキャナを利用して、夜な夜な社会人になってから溜め込んだ、数千枚(9,000枚程度)の名刺を数晩ひたすらスキャンし続けた結果、Eightの私のクラウドには、1万枚を超える名刺情報が格納されました。

このEightの名刺情報は、Googleの連絡先情報と連携することができますので、今のところ、Eightで取り込んだ名刺情報上のメールアドレスや携帯電話番号を検索することは容易であり、直接連絡も取れるのですが、最近では、そのような迂遠なことをせずとも、なんらかのSNS、最も多いのは相変わらずFacebookですが、このSNS内のメッセンジャー機能でやり取りすることが多くなってきました。

さらに、クローズドなやり取りであれば、SlackやTeams、ChatWorkといったクラウド型コミュニケーションツールを使ってやり取りすることも多くなってきました。

しかしながら、そもそもこうしたやりとりをする相手方が、どのようなビジネス経験を経ているのかということを解るためには、もう少し、名刺情報を深掘りすることが必要になってくるとずっと思っておりました。

ここで、ついに、Microsoftの傘下となりビジネスSNSとしてその地位を不動にしつつあるLinkedinが、そのアカウント機能に「名刺情報」を取り込むとリリースしましたので早速使ってみました。

iOSで手元の名刺を「写真」に撮って、そうしてSNSでリンクされている連絡先情報を紐つけるという方式のようです。

これは素晴らしいことですが、残念ながら、名刺を一枚一枚撮影するたびに、Linkedinの連絡先情報に紐つけていかなければならないので、屋根裏部屋の奥にしまってある筆者の過去1万枚もの名刺情報を一気に取り込むということは難しそうです。

データの整備には、これまで使っていた旧システムから新システムへのデータ移行が最も大変であるというのが、改めて解る事例です。

できましたら、Eightにある私の名刺データを、うまいことLinkedinにある私の知り合い連絡先SNSアカウントに紐つけていただければ助かるのですが、難しいところなのでしょうか。

また、これから新しい名刺をもらうたびに、

・Eight(個人持ちのアカウント)
・Sansan(会社で登録している会社役職員としてのアカウント)
・Linkedin(個人で管理する業務用SNSアカウント)

それぞれのアプリを立ち上げ、それぞれ名刺の撮影写真を取り込むという3重の手間が続くと考えてしまうと、便利な世の中を維持するためのオペレーションコストというものが結構高くつくなと考えてしまうところもあります。

この問題は、いきなり解決することはなく、おそらくどこかで折り合っていくものではないかと思いますが、突き詰めますとビッグデータの維持管理をどのような思想で行うかということであり大変興味深い事例だと思いましたので、ここに述べさせていただきました。

皆さんも、仕事や作業のしやすいネットワーク構築のために、いろいろなシステムや仕組みをお使いかと思いますが、環境の維持にどれだけのコストをかけるべきか筆者は悩みながら過ごしていますので、お会いいただく際にはそのような話にお付き合いいただければと思います。

こちらからは以上です。

(2019年11月25日 月曜日)

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