(2018/08/06)平成末期に昭和末期の30年前を振り返り常識というものが如何に変わるか確認したという話です

 

おはようございます。

2018年(平成30年)8月の常識を疑うべきという配信記事です。

常識に縛られるなとか常識を疑えといった言葉がよく聞かれるようになりましたが、そもそも常識なるものが平気で変遷するものであるということは、実は少し歴史の勉強をしたり、ほんの近い過去のことを振り返るだけでわかるものではないかと思います。

例えば、百年に一度の(金融)危機、などと2008年に起こった米国の金融機関であるリーマンブラザーズの破綻に端を発した世界的金融不安のことを言ったりする向きがございますが、たとえば我が国で百年遡れば、そこは日本が国家の存続をかけて当時の世界最強の陸軍国であるところのロシア帝国と朝鮮半島そして満州の荒野や日本海黄海をまたにかけて限界まで戦い通した、こちらから言えば日露戦争を戦っていたわけであり、数十万人の犠牲を強いて国の予算の数年分を使い果たしたこのような出来事に鑑みるに、簡単な気持ちで軽々しく百年に一度の〜などと申し上げるべきではない、ということであろうと思います。

当時は、日英は軍事同盟を結び、共に対抗してロシアの極東進出を阻もうとしていたのです。

まさに、現代の地政学で言われている通り、シーパワー(海洋国家)連合によるランドパワー(陸軍国家)の封じ込めであります。

今回、アメリカが離脱したTPP(環太平洋パートナーシップ協定)に、太平洋上にも領土(ピトケアン諸島)を持つイギリスが参加を前向きに検討している、というニュースに触れ、これこそ100年越しの日英同盟の復活かとひそかに心待ちにしている筆者です。

のちに太平洋戦争で互いに争うことになる両国が、この時点でここまで緊密な関係にあったということを見るだけで、常識なるものが簡単にその姿を変えることの何よりの証左であろうと思います。

百年というスパンから、もう少し近場の過去に目を転じてみましても、例えば平成末期からたかだが30年ほど前にすぎない昭和末期では、以下のようなことが「常識」でありました。

昭和末期
その1 保護者から教師へ「先生ウチの子言うこと聞かないなら殴って下さい」
その2 部活の顧問や先輩「練習中に水飲むな!」
その3 家には黒電話で路上には公衆電話
その4 会社は終身雇用制度

こうして並べてみますと、その時代を当然知っている我々のような中年世代を超える人以外には、一体何のことやらわからないこともあるのではないでしょうか。

1や2などは強烈すぎます。

3もびっくりですし、そもそも電話がなぜ黒いのか不明ですし、4などすでに歴史上の言葉のように思えます。

この1−4を、平成末期の「常識」で並べてみますと、以下のようになるでしょう。

平成末期
その1 学校での教師による体罰は即懲戒処分
その2 熱中症対策で常に水を飲むように
その3 スマホ/タブレット/インターネット
その4 派遣切り

こうしてみますと、たった30年で、人間の常識なるものは全くもって変化するものであり、1や2のように真反対になるものすら相当程度あるということです。

そうすると、いっ時の常識なるものに縛られていては、その後大いに生きにくくなると言うのは自明でして、当然その当時の世の中で大切にされているものである「常識」に対しては一定の尊重を見せつつも、常にそれは変わりうるものであるということを肝に銘じて、日々の変化に敏感に過ごした方がより幸せに過ごせるのではないかと思いました。

ところで、昭和生まれの小さい頃からドラゴンボールが好きで、今でもドラゴンボールをみているこの点では常識に変化のない筆者からの意見記事は以上です。

(平成30年8月6日 月曜日)

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