個人の見解であり関連する組織等とは関係ありません

(2019/12/31)2019年最後のご挨拶(相変わらず漫画コンテンツを熱く語る雑談です)

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2019年もお世話になりました

おはようございます。

2019年12月の最後の記事、すなわち2019年の最後の記事となります。

筆者は、コンテンツが人気が出たところのシリーズ化、については個人的に非常に否定的な見解を持っておりまして、これは、かつて小学生の頃から読み始めたズッコケ三人組シリーズが大好きだったところ、中高生になって読み始めたぼくらの七日間戦争シリーズが、シリーズが進めば進むほど、本当にマンネリ化するというか劣化するということに耐えられず、その後の漫画やアニメコンテンツにおいても、「一話完結」「一クール完結」の作品に高評価をつける、という傾向、性格に至っております。

すなわち、「続・となりのトトロ」「その後のサツキとメイ」「帰ってきたトトロ」といった作品は、おそらく上映発表されれば、確実にミリオンセラーを叩き出すことは確実でありましょうが、それをやってしまうとどうしても、「名誉をカネに変えただけ」という逆の評価もまた確実についてくる、ということでありまして、筆者としてはそれだけはやってほしくないと思っているのでございます。

これは、大学生になって読んだ「銀河英雄伝説」の本編10巻、外伝6巻で完全に終了させた、田中芳樹先生のあとがきにあります、「これ以降の歴史は書きません。「銀河英雄伝説後伝」「その後のユリアン・ミンツ」「ローエングラム王朝記」も、何もかも書きません、とおっしゃった、その登場作品の中で登場人物の人生や世界観を描き切って完結するという「態度」に非常に感銘を受けたことにより、より強化されました。

もちろん、読者側で、その後の銀英伝の世界がどのように展開するだろうかというのを妄想するなり語り合ったりするのは全く自由ですしむしろ推奨したいくらいですが、「公式」には完結しているというのが、作家の作品としての態度として全くふさわしいと思っているのであります。

ちなみに、筆者としては、この銀英伝については「人生において大切なことは全て銀河英雄伝説で学んだ(タイトルは仮)」という本をそのうち書こうと思っているくらいの、マイ人生ベストに入ると思っている書典ですので、改めて自己紹介かてらにご紹介しておきます。

この作品において、続編を書かないことと並んで素晴らしい点を一つだけ上げておきますと、本編全10巻の初期の初期、2巻において、この「伝説」上の超重要人物が命を落とすところです。

これは衝撃です。

早すぎる死です。

しかも、新銀河帝国と自由惑星同盟の二手に分かれて人類が戦う、その壮大な叙事詩における一方の主人公も、本編8巻でテロに斃れます。

あまりにさっくりと、人の死は不可逆的ですが、コンテンツ的にももっと引っ張りたいところなのですが、皆殺し作家と言われる田中芳樹先生の筆は全く躊躇なく、死も生のひとつとばかり、遠慮なく等しく死場所を与えます。

そうして、もう一方の本当の主人公、新銀河帝国初代皇帝も、わずか25歳の若さで、10巻できっちり病死させ、全体の物語を「落日編」というフィナーレで締め括ります。

著者田中芳樹先生の魔の手を逃れたのは、わずか数人、数えるところですが、本当に都合よく作られず、等しく死のかたちは全ての登場人物の上に降り注ぐ、この厳然たる事実(小説ですが)の前に、それゆえに登場人物の「人生」がそれぞれ輝くのだと思って読み返すことが多いです。

ちなみに筆者が一番好きなのは物語の最初から出てきて数奇な運命を生き抜いた「アーダルベルト・フォン・ファーレンハイト」という登場人物なので、興味のある方調べてみてください。

最近は、英語完訳版も出ているので、是非世界のみなさん、手に取ってみてください。

世界よ見てくれ、これこそ日本のコンテンツの結晶だ!

さて、このように、商業主義に阿(おもね)って、コンテンツとしての価値に目が曇って、そのキャラクターたちに正しい人生を歩ませない、すなわち、話をいつまでも終わらせることができずにずるずると引っ張るという傾向は、これからも続くのかと思っておりましたら、どうやら最近では「視聴者」の方の目も肥えてきたようで、最近では「物語の終わらせ方」についての議論も活発になってきたように感じています。

「ナルト」「ワンピース」、そして「約束のネバーランド」「キングダム」「はじめの一歩」といった、かつて一気に有名になってかなりの長期間、読者の心を掴んできたコンテンツが、最後の仕上げにどのようなフィナーレを迎えるのか、読者に「もっと続けて欲しい!」と思われている中できっちり終わらせる、というのが本当に大切になってくる、そのような時代に入ってきたのかもしれません。

そして、その世界観で一気にスターダムに登ってきた、「鬼滅の刃」や「ゴールデンカムイ」といった新機軸のコンテンツについても、いずれ、市場に広く知られた後には「終わらせ方」が議論されていく、そのような時代になることを大いに期待しております。

人生は登り坂もあり、下り坂もあります。

筆者も45歳になり、これから長い下り坂に入りますが、下り坂にはそれなりの良さもございまして、道草ついでにいろいろなことを学ぶ機会も多く、坂の上の雲を目指して登ってきたこれまでの昭和から平成にかけての時代とは別の面白さを感じながら、また新しい気持ちで令和の世を、皆様と絡んでいきたいなと感じております。

来る2020年が、皆様と筆者にとって素晴らしい年になりますよう、私も少しずつ心を整えて努めていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

ここに上げた漫画コンテンツのほとんどを、初期部分(例えばワンピースならイーストブルーまで)や第一話(鬼滅の刃)しか読めていないくせに大仰に語ってしまった罪悪感で打ち震えております、筆者からの2019年最後のしめくくりのご挨拶は以上です。

(2019年12月31日 火曜日)

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