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(2019/12/11)失敗しても「諦めない」という才能を語る話です(中国アリババ創業者「ジャック」・マー)

フリーランスのムック本

おはようございます。

人間、安心安全が欲しくて生きていることと真逆な事業開発の話を始めたいと思います。

中国の杭州に、勉強の才能があまりない、マーという少年がいました。

マー少年は、中学時代に、世界を知る、世界を渡る技術とスキルとして、「英語」に注目します。

そうして、彼は行動します。

外資系の、大きなシティホテルのロビーに朝から自転車で出かけていって、外国人の家族に話しかけ、時には無料の観光案内(ガイド)を買って出たのです。

自分は英語を勉強したい、英語を使わせて欲しい、と願い出て、多くは断られても、それでも、毎日ホテルを渡り歩き、英語という、「世界に通用するツール」を身につけたのです。

それでも、他の教科がさっぱりだったマー少年は、そんな熱意と行動力がありながら、大学入試に二度失敗します。

全く受からないレベルだったそうなので、そちらは諦めて、自動三輪車の運転手などの職を転々としながら、そうして、やっと英語学科の単科大学に合格します。

それも、補欠合格です。

将来は教師になろうと思っていたそうです。

しかし、卒業間際になり、受けた企業、実に30社に落ち続け、そうして大学院で願書を出したハーバード大学にも、実に10回断られたというエピソードを提(ひっさ)げて、そうして、ついに、「どこにも採用されない」彼は、自分で、英語の翻訳会社を中国杭州で立ち上げたのです。

営業や外訪は大好きで、スキルもあったマーさんは、やがてなかなか取れない翻訳の仕事の傍ら、広い中国で販売や仕入れ代行の仕事で会社を成り立たせながら、少しずつ会社を大きくしていきました。

そうして、その伝手で訪れたアメリカにて、「インターネット」というものに出会うわけです。

インターネットで、直接足を運んで売りに行かなくても、中国全土の10億人以上を、このインターネット物販システム(と口コミSNSサイト)でつなげれば、アメリカをはるかに凌ぐ巨大な市場で名誉ある地位を占めることができる、マーさんは、自分が失敗しても失敗しても絶対に諦めなかった、その経験から、新しいものが個人に直接もたされるという、この情報化社会の到来を牽引するのが、一番自分の経験からしてやりたいことだと定まったといいます。

その後の活躍は世界の投資家や市場関係者を驚かせるものでした。

そして、2019年、すでに一線を退きアリババの会長職にとどまるだけになったジャック・マーは、次の「(遠回りしたけど)教師に戻る」ミッションのために、ひたすら営業して準備をしているのでしょう。

この、マー少年、マーさん、そして世界が知ることになるジャック・マー、ジャックは中学生時代にシティホテルを回っていた時に外国人たちが呼びやすいようにある人が付けてくれた「渾名」「通名」なのですが、この人が最も鍛えられたのは、こうして紐解いてみれば、ひたすらに、大学でも就職でも、失敗し続けた、このことではないかと思っています。

30社落ち続けたから、もうこれは自分でやる会社を作るしかなかったわけです。

そういう意味では、稀代の起業家であるジャック・マーを作ったのは、彼をことごとく落とした、30社の企業と、ハーバード大学の大学院なのかもしれない、とすら思いました。

このことは、人生において非常に示唆に富む話です。

東大に受かった人のその後よりも、東大を落ちてそちらは諦めた人の方に、その「失敗」の経験が強く作用して、この人を鍛えるのかもしれない、就職活動(いわゆる「就活」)で内定を30社もらってしまって自慢する一方で実は悩んでしまう人より、30社全部落ちて吹っ切れた方が将来の踏ん切りと爆発力がつくのかもしれない、そのようなことを考えてみますに、やはり、いつでも、「これから」のことを考えて行動している人の方が面白いと思えるようになりました。

死ぬまでは今は一番若い、という昔書いた記事を読み返しながら、その思いを強くしています。

不屈の人間、ジャック・マー。

彼の座右の銘は、まさに「永遠不放棄(中国語で、Never give upの意味)」です。

この人が「これから」何をやろうか考えていることを想像することも、自分が「これから」何をやろうか考えることも、向こうは億万長者でこっちは庶民でありますが、同じ人間、結局同じようなモノなのかもしれません。

失敗しても諦めない、というお題で書き始めましたが、どうやら、失敗したほうがその後の成功の可能性は高い、というような結論になりそうです。

こちらからは以上です。

(2019年12月11日 水曜日)

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