個人の見解であり関連する組織等とは関係ありません

(2020/03/16)よりよく生きるために自らの自由に育てられるピケティのr=資産を正しく理解しようという話をします

                                        ビルメン王YouTube動画はこちら
https://www.youtube.com/c/BirumenkingNews

おはようございます。

2020年3月、よりよく生きるための経済の話を簡単にしようという、意欲的な記事です。

素人でもわかりやすいように話をしたいと思います(かくいう筆者自体が素人なので)。

本日のお品書きは、トマ・ピケティ氏の課題認識である、資本収益率rのほうが、労働集約した経済成長率gを上回る世界になってしまっている、だからどうする、というお題から、そもそもこのrを、資産家や資本家だけが保有する「富」と考えてしまうから絶望感が広がるのではないかという問題意識の振り替えを行って、自分の周りにある使える資産をrとして理解しようとしたほうがよりよい人生を送れるのではないかということに話をつなげていこうとするものです。

そのまえに、このイラストは、明らかに名作ドラゴンボールのメインキャラクター、亀仙人の「かめはめ波」をモチーフにしたものでありますが、このかめはめ波、は、もちろん、かのハワイ王国を統一したカメハメハ一世、日本においては南の島の大王は~その名も偉大なハメハメハ、というNHKみんなのうたを合唱していた我々団塊ジュニア世代によって広まった、そして名作漫画「キン肉マン」における主人公キン肉マンの師匠であるプリンス・カメハメ、すなわち、卓越した技術を持つベテラン超人で48の殺人技、52の関節技などのカメハメ殺法100手を使いこなす、ココナッツ王族の王子という出自を誇った超人も登場し、もはや、カメハメハという名前は我々には普通のところだったところに、Dr.スランプというもともとギャグマンガを得意にしていた鳥山明という漫画作家が、勢いで、かめはめ波と名付けたことについて知っている人は少ないかもしれません。

このように、ネーミングとは結構適当に決まるものであり、今の劇場版ドラゴンボールなどを見ても、なぜこの名前なのかということがわからないことがあるので、こういうことは、子供たちだけで悩まずに、近くの大人に聞いたほうが早いということがございます。

この勢いで、トマ・ピケティの唱えた、r>gというテーマを扱うのですが、2014年の年末に和訳され、国内の書店に並んだ仏の経済学者トマ・ピケティ著の『21世紀の資本』におけるポイントは、この資産運用の成果rが経済成長率gをいつも上回っている世界における、豊かさを実感できない人々や、経済的な格差が是正されない社会に疑問を感じていた多くの人々に響いたというわけです。

本のキーワードは「r>g」という不等式ですが、『21世紀の資本』の主張は「r」は資本収益率を示し、「g」は経済成長率を示します。

そして、同書では、比較可能な18世紀まで遡って経済指標のデータを分析した結果、「r」の資本収益率が年に5%程度であるにもかかわらず、「g」は1~2%程度しかなかったと指摘するわけです。

そのため、長期にわたる「r>g」という不等式が成り立つといいます。

つまり、今の社会経済状態は、資産 (資本) によって得られる富、つまり資産運用により得られる富が、労働によって得られる富よりも成長が早い、つまり格差は固定化され続ける、ということなのです。

「裕福な人 (資産を持っている人) はより裕福になり、労働でしか富を得られない人は相対的にいつまでも裕福になれない」

「富裕層の資産は子どもに相続され、その子がさらに資産運用で富を得続けることができる」

ということになります。

もちろん各国で所得再分配政策は行われているものの、ピケティ氏は、多くの富が合法的な節税行為等により、事実上世襲されていると示唆するのです。

しかしながら、この書籍には、何をもってrの根拠となる「資産」「富」とすべきかという観点はあまりありません。

せいぜい、株式、債券、土地といった実物資産が想定されているだけです。

もちろん、今原資がないビジネスパーソンであっても、収入の何割かを投資や貯蓄に充てて、資産運用を開始すればいいということになり、例えば株式投資や不動産投資を始めればよいということになります。

しかしながら、そうした明らかな実物資産のみが資産と認識されるべきなのかというところが課題だと思います。

すなわち、富の定義や資産の定義を広げるというわけです。

教育によって得られる知的資産を含める、また、リスクを取れるという「態度」そのものを資産として総動員することで、いずれ経済的利得が得られる存在に育てていく、ということは、世界のあらゆるところで行われることになるのではないかと思っています。

知的資産を含めたあらゆる人的資産やネットワーク、熱意自体を総動員することでいずれキャッシュ化し、収益化するということだ。

例えばその人が持っているキャリア、ノウハウ、人脈、知識など、自分の価値を高めてくれるものを資産と捉え、その資産を活用して得られる収益を「r」と捉えられるということだ。

つまり、自分自身が資産だと考えれば、その資産価値を高めることで、組織の中でもより存在価値の高いキャラクターとして重宝されるし、本業以外の収入源を持つこともできる。

場合によっては、自ら起業し、ビジネスオーナーになるという方法もある。どのようなスタイルであれ、資産から収益を得るための最初の一歩を踏み出すことが重要だ。

このように、現在大きな金融資産を持っていない人でも、まずは原資を作る、あるいは自分自身に資産価値を持たせるという考え方ができれば、個人ではどうにもできない格差の拡大に絶望するだけにはならないのではないでしょうか。

こう考えると、とにかくこれまではあまり深く考えずに行っていたアフターファイブの飲み会を控えたり、交友関係を見直したりしてより効果的なお金や時間(時間のほうがはるかに大切)の使い方を考えられる。

あるいはスキルアップのための自己投資や自己学習を始めたり、将来の起業準備を始めたりするなど、時間の使い方も変わってくるはずです。

そのように考えると、いつも人生はこれからの挑戦やチャレンジによって決まるということであり、将来の人間社会を明るくするための挑戦に終わりはない、と思うのです。

こうした青臭い議論は、古いけれども新しい議論として、さまざまな可能性が検討されなければならないと思っています。

それでは、今日はこのくらいにいたします。

続きの展開をお聞きになりたい方が多い場合は、YouTubeチャンネルでこの続きをやりたいと思っています。

こちらからは以上です。

(2020年3月16日 月曜日)

SNSでフォローする