個人の見解であり関連する組織等とは何ら関係ありません

10円未満を切り捨てて販売するという賢いやり方(レジ待ち時間削減)

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コイン

おはようございます。

2016年2月の配信記事です。

先ほどディスカウントショップ大手のドン・キホーテのお店に行きましたら、それまでは1円から4円のおつりがあるときには使ってくださいと書いてあったレジ横の一円玉入りのガラス瓶がひときわ大きくなり、10円未満のお代にお使い下さい、とありました。

もはや9円までは自動的に値切る時代になったわけです。

これはどういうことなのかと解説しますと、おそらくこれで一番削減できるのはお客が現金を出す手間とレジ係側のお釣りを出すオペレーションでしょう。

1円単位で支払い、もしくは1円単位でのお釣りを渡そうとすると、どうしても1円玉も数えないといけないので大変面倒です。1円から9円まで端数がありますが、5円玉も加えると多くの場合分けが考えられ、非常に面倒です。

ですので、10円未満は一律切り下げて、支払いの手間を削減、レジ係の負担も削減することにより、一人でも多くのレジ客数を確保しようという戦略なのでしょう。


効果を簡単に検証してみました

簡単に試算してみますと、客単価1,000円で、レジに並んで処理できる人数が従前1人当たり1分とします。

すると1時間で60人の客をさばくことができ、6万円の売り上げがあがるということになります。

この売り上げ当たりの粗利を10%と勝手に見積もりますと、6,000円の粗利です。

ここで、1~9円の端数を切り下げる策を導入するとします。

客単価は、平均で4.5円マイナスになるはずです。

0から9の10通りで、0から9までの数字の合計は45であることから、単純平均で45÷10ですなわち4.5となります。

したがって客単価は1,000円から995.5円となり、そのまま粗利率も100円から95.5円にそれぞれ4.5円ずつ減ります。

レジ客が1時間当たり60人のままだと、粗利は95.5円×60人ということで、5,730円となりますが、ここでレジ処理の高速化により1時間当たり63人(つまり5%アップ)を処理できたとしますと、95.5円×63人ということで、6,016.5円と粗利が従来より上回ることになるのです。

かように、モノの値段そのものというより、その流通販売過程に潜むコストをどれだけあぶりだせるかという勝負に小売業も入っているということなのかもしれません。

1円単位で割り勘しようとしてデートに失敗したことのあります筆者からは以上です。

(平成28年2月28日 日曜日)

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