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冥王星が除外されて「水金地火木土天海」の8惑星となった太陽系の話

宇宙

おはようございます。

2016年5月の宇宙に関する記事です。

太陽を回る大きい星を惑星と言いますが、2000年近辺までは第9番惑星冥王星が最遠の惑星としてさまざまな宇宙もの(宇宙戦艦ヤマトとか銀河鉄道999など)にも登場しておりました。

しかしながら、冥王星は水星や火星といった比較的小さめの惑星よりさらに小さく、しかも地球の衛星である月よりも小さいということがわかり、さらに観測技術の向上によって、海王星の向こうの世界には、冥王星のような天体がこの先200以上見つかる可能性も出てきたことに及んで、常識の転換が必要となったのです。

すなわち、何が惑星なのかという定義です。

有史以前から振り返りますと、水星、金星、(地球)、火星、木星、土星の古典6惑星に加え、地動説が正しいことが証明されて18世紀に天王星、19世紀に海王星、そして20世紀に冥王星が発見されて、9惑星体制となりました。

しかし、そもそも冥王星くらいの太陽からの遠い外縁になると、同じような天体がたくさんあることがわかってきたのです。

もちろん、他を圧倒するような質量存在感を持った天体があればよいのですが、そのような天体は、少なくとも2016年時点では見つかっておりません。

代わりに冥王星のような天体は次々と見つかっていきつつあります。

結局、冥王星を外すしかない

侃々諤々の議論の結果、冥王星を惑星とすると、この先どんどん見つかるであろう冥王星的天体がすべて惑星入りしていくことになり、これでは逆に混乱のもとであるということになりました。

それから、これから惑星がどんどん増えれば定義がより難しくなるということになりました。何しろ厳密に言えば月も地球も惑星とした(二重惑星)ほうが定義に沿ったといえなくもないのです。

残念ながら冥王星は惑星の定義から滑り落ち、こうした未知の天体を含む、準惑星というカテゴリに入ることとなり、その準惑星カテゴリの典型として冥王星を再定義することになりました。

なんだか優勝したのに実は準優勝でしたというみたいですが、dwarf planet という国際天文団体の英語の略称として、矮惑星ではあまりに矮小みたいで可哀そうだという意見があったとかで、準惑星という名前を仮に当てているそうです。

太陽系の外縁部には我々の知らない世界が広がっているはずです。

準惑星カテゴリの今後の研究成果を待ちたいと思います。

惑星:プラネットといえば、漫画キン肉マンの悪魔六騎士のひとりプラネットマンを思い出しますが、特に海王星と冥王星の2つの氷の惑星で首を絞めて凍らせる“氷点下の首四の字”という技はなかなか個性的であったなどと余計なことを書いてしまう筆者からは以上です。

(平成28年5月15日 日曜日)

▷▷次の記事は

準惑星に格下げになったとしてもそれでも冥王星は特別だと思いたい話

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