個人の見解であり関連する組織等とは関係ありません

閉ボタンがなく人力で押さない階がある変わったエレベーターがあるという話

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公共施設エレベーター(解像度を落としてます)

おはようございます。

2014年7月のエレベーターのエコ利用に関する記事です。

筆者は建物設備管理をやっている会社に勤務していますので、エレベーターとかエスカレーターに乗ると、自然とどのメーカー製なのかメンテナンス会社はどこなのかといったところが気になります。

職業病というやつです。

エレベーターやエスカレーター(それからマニアックなところでは機械式駐車場など)は恐ろしく細かくて精密な企業テクノロジーが詰まった文字通り魔法の箱であり、不思議な階段なのです。

あの十年以上は軽く持つ耐久性には全く頭が下がります。

ところで某公共施設に伺った際、乗ったエレベーターに軽い衝撃を覚えました。

このエレベーターには、「開」ボタンはあっても「閉」ボタンはないのです。

それから、下層階と上層階の止まる階をコンピューターで時間帯ごとに制御して人の乗り降りをスムーズにするといった工夫は高層ビルの多い東京などではすでに普通のことと思いますが、何とこのエレベーターは、下層階については「人力で押さないように努める」ということで事実上の階層分離稼働を実現しているのです。

こうすることによって、例えば災害時には稼働している直近の階で止まることも容易ですし、真に急ぎの用がある際には運用、すなわち人力で「押してしまう」ことで運用以外の階にも止まることが可能になります。


どうせ閉まるのだから「閉」ボタンもない

「閉」ボタンがないのも、いちいち当該ボタンを押してエレベータに認識させることによる無駄な電力消費を抑える効果があるようです。

一方、通常のエレベーターより閉まるまでの時間は若干早くしており、閉まるまでイライラ待たされるという感覚も少ないです。

どうせ閉まるのだから、「閉」ボタンをカチカチ押さずとも閉まるに任せてしまうというのは非常に合理的だと思いました。

まさに、業務効率化の第一条である「なくせないか」を実践したよい例だと思います。

実は、近所の行きつけの呑み屋に通じるエレベーターにも、「閉」ボタンがありません。こちらは4人乗りという極めて小さい代物なので、電力消費というより躯体の限界仕様かと思われます。

閉まるまで若干時間がかかるので、去り際に少々恥ずかしい気も致しますが、それも含めて楽しい所です。

それでは今日はこのへんで。

そんなことを考えながらエレベーターを目的の階から降り過ごした筆者からは以上です。

(平成26年7月1日 火曜日 最終更新:平成28年7月1日 金曜日)

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