個人の見解であり実在の組織等とは何ら関係ありません

日清食品のカップヌードルが登場した時の開発秘話などを語ります

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カップヌードル(登録商標)*この後筆者が完食

おはようございます。

2014年9月の記事です。

2014年夏のテニスで日本初の全米オープン決勝進出、準優勝を成し遂げた錦織選手は、日清食品の所属です。

同社では、決勝戦を社内パブリックビューイングを設置して観戦応援したそうですが、同社は世界初のカップラーメン(一般名称)を発明した奇跡の会社です。

現在の年間消費数100億個以上とも呼ばれるカップラーメン(一般名称)の草分けとなるカップヌードル(登録商標)を開発したのは、名物社長と言われた安藤百福氏とその命を受けた若い技術者たちでした。

その頃は、袋入りラーメン全盛期で、カップの中でお湯を流すだけでラーメンを食べるようにするという発想はなかったのです。

カップは調理器具であると同時に食器となり、そして陳列時にはパッケージとしての役割も兼ねるというまさに自由都市大阪仕込みの大胆不敵な発想でした。

カップラーメン開発は、困難の連続でした。まず生麺を油で揚げ、お湯で戻すようにしないといけないのですが、カップラーメンに入れる麺は袋入りラーメンより分厚く、中まで油が通らないのです。

試行錯誤と何万食にも及ぶ試食の末、揚げる麺の「かさ」を少しだけ少なくし、うまいエビ天のように、一旦麺全体が沈むように揚げてから、水分が飛んだ麺が油の上の方に上がってくる頃合いを研究し、均一に油が行き渡りカラリと揚げる方法を編み出しました。

少し量を減らすという逆転の発想でした。

フリーズドライの具をまぶすという方法についても試行錯誤を重ねました。

卵や肉、そしてネギ、最後にうまいエビです。

フリーズドライとは、真空凍結乾燥技術のことで、通常水分を含んでいる食品を、マイナス30℃程度で急速に凍結し、さらに減圧して真空状態で水分を昇華蒸発させて乾燥する技術として、カップラーメン作りに応用されました。

カップヌードルは、日本の最先端流行地・銀座で一日で何万食売り尽くすという大規模街頭プロモーションを行い、日本人の認知を得て世界中に広まっていきました。

夜間の現業職員や輸送事業者、災害時の非常食に欠かせない品物となったのです。

今でも世界中の紛争や災害に日本政府が送る緊急支援物資には、メイドインジャパンのカップラーメンが入っています。

錦織選手おめでとうございます。

さすがは「日々清らかに豊かな味をつくる」社是の日清食品です。

ビルの防災センターにおいても、工事立会い夜勤明けに食べるカップヌードルの味は格別です。

そんな筆者からは以上です。

(平成26年9月11日 木曜日)

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