個人の見解であり実在の組織等とは何ら関係ありません

事業ポートフォリオを考える上でよく使われる金のなる木を説明します

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事業ポートフォリオ マネジメント

おはようございます。

2015年6月の企業研修的な配信記事です。

事業ポートフォリオに関するお話をいたします。

金のなる木の話をします。

そんなものは本当はないのですが、企業戦略を考えるうえで、どの事業領域に進出しようか、どういった領域で事業をやっていこうか、続けていこうかなどと考えるときに、事業ポートフォリオと呼ばれる単純な2×2のマス目で考えることがあります。

縦軸に、その市場自体の成長率、横軸に、その市場における自社のマーケットシェアを取って、その中を4つの象限に分けるのです。

成長する市場の中、始めたばかりで最初は小さなシェアしか取れていない新事業は、「問題児」(Question Mark)です。

早いうちに人なりカネなり設備なりの集中資源投資を行い、「花形」(Star)に育てる必要があります。

ただ市場自体がここで衰退するようだと、「負け犬」(Dog)への転落を余儀なくされる場合もあります。

問題児を花形に育てた場合、確かに大きな利益が得られますが、日本一になったプロ野球チームの翌年の選手年俸が跳ね上がるが如く、成長する市場では引き続き多額な設備投資が必要とするため、なかなか実際のおカネはたまりません。

結局どこで儲けているか

ここで、市場自体が成熟したところで、如何にシェアを落とさずに投資を必要最小限に抑えて現金(キャッシュ)を回収するかということがポイントになります。

ここがまさに「金のなる木」(Cash Cow)であり、金のなる木に位置する事業は他の事業を花形にするための資金供給源となるのです。

収益がかなり多いところで投資をそれほど必要としない、これが事業ポートフォリオ上目指す理想形なのです。

しかし、永続的に金のなる木でありつづけることは非常に難しいです。

シェアを落とすか、そもそもの市場の成長が止まり衰退に入った場合、負け犬へ転落する前に売却などで当該から撤退するタイミングを計るべきでしょう。

原文ではCash Cow(お金を出す牛、転じてドル箱)という言葉を金のなる木と訳した日本語のしなやかさに脱帽です。

金のなる木は持っていませんが、犬は飼っている問題児の筆者からは以上です。

(平成27年6月20日 土曜日)

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