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2013年9月に通貨統合を元のドラクマに戻さなかったギリシャの決断について






おはようございます。


2013年9月の記事です。


2013年9月、過大債務にあえぐギリシャで総選挙が行われ、緊縮財政派が国会の過半数を制しました。

何とかギリシャのユーロ離脱という悪いシナリオは回避されることになりました。


離脱する場合、戻るもともとのドラクマとユーロの通貨換算比率はどうなるのか?


そもそもドラクマとユーロとは変動相場制を組むのか(組まなければそもそも通貨統合を離脱したとは言えませんが)、といった論点が沢山提起されましたが、とりあえず歴史を元に戻すという施策はお蔵入りになりそうです。

ユーロ全体が安定した、ということから、世界の株式市場に対しては前向きな評価がなされ、日経平均株価もゆるやかに再上昇していく気配です。


これは、政府や通貨当局、といういわゆる国のエリート層が危機封じ込めのために打つ各種施策と違い、老いも若きも階級の上下も別にして、とりあえず国民の意思・総意として緊縮財政の苦境を舐めるけれどもユーロに留まるという決断をしたということで、判断の重みが違います。


民主的手続きというのは時間とコストがかかるものですが、先のフランスの大統領交代といい、今回のギリシャ総選挙もあとから振り返るとあれが歴史の節目だったというものになるのではないでしょうか。


日本では、消費税を上げるという(倍にするという)重要な政策決定が、今回の衆議院議員選挙と参議院議員選挙によって選ばれた国会議員と政権与党を中心に行われようとしています。


日本国債の信認と合わせて、非常に重要な政策局面を迎えています。



(追記)それから3年、今度はイギリスのEU離脱という激震が襲うとは誰も想像し得ませんでした。


(平成25年9月25日)

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