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リオ五輪男子マラソンの残念な結果に日本長距離走界の今後を思う

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マラソン

おはようございます。

2016年8月のマラソンに関する記事です。

日本の男子マラソン界は深く長いトンネルに入ったようです。

リオデジャネイロ五輪は2016年8月21日、陸上の男子マラソンを行い、日本代表の佐々木悟選手が最高で2時間13分57秒の16位となりました。

続く日本代表の2人は、それぞれ36位、94位でした。

因みにカンボジア代表の猫ひろし選手(39歳)は139位、タイムは2時間45分55秒でした。

完走は140人とのことです。

少し前まで日本人のマラソンの層はもう少し厚かったと思うのですが、現在の高速化したマラソンにおいて、日本男子はかなり置いて行かれていると思います。

世界中で、マラソンの42.195㎞をどのように攻めて走りきるかの研究が進み、できるだけ一定のペースで走りながら35㎞付近でスパートして逃げ切るというスタイルが確立したことが大きいと思います。

これまでは、かつての日本の名選手、例えば中山選手は先行逃げ切り型、同じく瀬古選手は先頭集団の後方からずっと機会を伺い、競技場に入ってから最後の100mを13秒台で走ってしまうという驚異の末脚で勝つ、双子の宗兄弟は走る時の首の傾きでしか見分けられないが兄弟で競り合いながら集団を引っ張る、といった特徴ある個性がありましたが、そうした形ではなく、問答無用の高速レースになってきている感じが致します。

日本を含む限られた国々の趣味だったマラソンの裾野がすっと広がり、昔より競技人口も数倍に拡大し、一気にメジャー競技入りしたのです。

そんな世界の潮流をよそに、日本では、相変わらず、大学箱根駅伝のエースがそのまま卒業後に初マラソンに挑戦する、というスタイルです。

これでは、いわばマラソンは素人の22歳から、に期待する方が難しいというものでしょう。

世界では、マラソンならマラソンの42㎞をきっちりと走りきるためのプランを含め、10代からじっくりと育てていきます。

日本のように、10代の中高生10キロ走の選手を箱根駅伝にスカウトし20キロ(時にはプラス山登りや山下り)を走らせ、その中のエースをマラソンで実業団に入れる、といった迂遠な段階を経ないのです。

マラソンに限らず競技は才能が占める部分が大きい

長距離走、短距離走というのは相当程度、心肺機能や筋繊維の赤筋白筋といった遺伝的要素に左右されます。

したがって、最も42㎞を効率的に走りきる才能がある人を最初から探すべきなのです。

10キロ走選手をだんだん距離を伸ばして育てていけば、マラソンのトップ選手にできるわけではないと思うのです。

10キロの選手は10キロの選手、ハーフマラソン(箱根駅伝?)の選手はその種目、そしてマラソンの選手はマラソンで選抜すべきなのです。

この点からも、昨今の日本における市民マラソンの盛況ぶりは頼もしいと感じまして、これからに期待したいと思います。

スポーツの能力向上にかけられる人間の期間は非常に限られています。

体重別3階級制覇をできるボクシング選手が非常に限られることを考えても、10キロから42キロのマラソンまでをひとくくりに長距離競技と考えてしまうことから脱却することが必要だと思います。

大濠公園1周2キロも走るとへとへとな、短距離向きの筆者からは以上です。

(平成28年8月26日 金曜日)

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