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日本の国際社会における政治的地位というものを2016年9月時点で考察してみた

おはようございます。

2016年9月時点の筆者の考えを述べておくという記事です。

筆者は日本の将来については実はかなり楽観的に見ています。

あくまで世界の潮流を判断しての相対的地位という意味ですが。

参考事例として、昔のヨーロッパ30年戦争において、プロイセンがいきなり強国の地位についたのは、ブルボン王朝のフランス始め、それまでの有力諸国や諸侯(偏差値70~80くらいの)が続く戦乱のために財力を使い果たし、領土を疲弊させた結果であると考えているからです。

正直、はじめは大いに喧伝したとしても地方の有力豪族、控えめに言えば田舎の領主に過ぎなかったプロイセン(ホーエンツォレルン家:偏差値52くらい)が、「おっ、皆死んどるやんけ」と気づいて相対的にエライ顔をし出した、に過ぎないところだと思うのです。

すなわち、ハイエナに似た戦後の秩序回復者という残存地位にうまくハマったからだと考えているわけであります。

中立条約を締結しておきながら、こちらの劣勢が確実となったところで一方的に破棄して領土をぶん取った国の事例もございます。

このように、国際社会における戦力とか影響力とか政治力といったものはローマや漢帝国の時代からあくまで相対的なものだと考えています(ローマと単体で表記するのは、ローマは共和制の時代のほうも十分長いため)。

さて、日本の国際社会における相対的地位が上がる要素を列記したいと思います。

 まず世界に先駆けて人口減少・高齢化を経験し始めたということです。

ピンチはチャンスなのです。

これは出生率をそれなりにキープし、女性の人権や労働環境に配慮しながら出生率を直近まで2.0近辺まで持ってきていた欧米諸国より急激に近代化したため、そのような余裕がないアジア諸国に対しては、先進事例を行きます。

中国や韓国は日本よりひどい超・高齢化・少子化の世界です。

このような国は上り詰める勢いもすごいですが、もはや下り坂です。

山高ければ谷深し、を地で行くことになるでしょう。

振り返りますと欧米は200年かけて近代化しました。

植民地からの収入というボーナスもありました。

日本は戦後40年かけて近代化したといえましょう(明治維新からの蓄積
は、太平洋戦争の敗北で全てを失ってしまい一旦ゼロになりました)。

しかし中国や韓国は10年かそこらで一気に近代化したツケを今世紀後半には払い続けることになりましょう。

現実には、1人の孫に祖父母が4人いるといういびつな社会です。

当然その1人の孫は非常に甘やかされて、忍耐力などが先人ほど備わっているといえないかもしれません。

日本においても、ゆとり教育の弊害などといったことが言われておりますが、かの国の状況はそれらをはるかに凌駕していると思うのです。

韓国もそうです。超・学歴社会でサムスンやLGといった一流企業には最高度の大学を卒業したTOEIC960点オーバーの人材が入りますが、彼らは所詮テストマシーンである、といった批判にこたえられるのかは少々疑問です。

独創性などを育む環境はあったのでしょうか。

このような国際社会を取り巻く状況から察するに、これからのほとんどの世界を待っているのは日本が20年前から苦しむデフレの世界です。

世界中で雇用維持が難しくなり、賃金は下がり、儲けは少なくなります。

しかしモノやサービスの価格も安くなり、実質的な生活感覚としては、ゆるゆると苦しくなりながらも何とかやっていける水準を保つと見ています。

小さいバブル的な経済の盛り上がりもあるとは思いますが、それも長続きしないと見ます。

なぜなら、例えば不動産でいいますと、際限ない価格上昇は、賃料その他の収益指標からはじき出される期待収益還元価格に収斂されていくことで自動的に抑えられていくと思いますし、他のサービスや財についても代替可能性の広がり等から、同様の傾向に落ち着くと見られるからです。

日本の公共サービス部門の最たる国会や官僚機構についても、国会議員や議院自体の削減
(参議院の必要性)についても突っ込んだ議論が見られるようになって来ました。

既に経済成長が止まってそれを維持することが至上命題となっている日本にお
いて、衆院480人、参院252人の定数は多すぎ、それに沿って拠出している公共部門の職員(公務員)も人口比率に応じて削減されてしかるべきでありましょう。

こうした当たり前の政策が、既存の大政党の地盤を急激に崩す形で背に腹を代えられない、いわば貧乏な地方や都市圏(大阪など)を代表する地方政党などから挙がってくるようになりました。

来るべきアメリカ大統領選挙や日本の総選挙において、国際社会の政治地盤が一気に流動化しそうな予感です。

また、お目にかかりましょう。

夜の大統領といわれて久しい筆者からは以上です。

(平成28年9月30日 金曜日)

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