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(2016年3月時点記事)2016年米大統領選はトランプ候補が熱い

トランプはエースになれるか

おはようございます。

2016年3月時点のアメリカ政治に関する観測記事です。

最近の報道で、2016年アメリカ大統領選挙で当初は泡沫候補の扱いながら、今や共和党候補一番手に成長したドナルド・トランプ氏が日本でも話題になってきました。

一見、その暴論や過激なパフォーマンスばかりが取りざたされていますが、実は日本の政策担当者よりよほど考え尽くして発言しているのではいかと思っています。

そして、根幹にある思想は極めて単純明快で、それが建国以来のアメリカの伝統的考え方に実に心地よく届くので、これだけの支持が集まっていると思うのです。

どういうことかと申し上げると、アメリカはモンロー主義(孤立主義)をかつて掲げておりまして、これは政治にしろ経済にしろアメリカは孤高を保ち、ヨーロッパやアジアといった国々のゴタゴタに首を突っ込んだり手を出したりはせず、自国の幸福を追求すべきだ、ということです。

トランプ氏は、メディアの使い方もうまい業界の「中の人」でもあり、人々の潜在意識に潜むこうした排外的考え方を心地よく刺激しております。

人々の信じたいものを見せてあげればよいと考えており、それは全く正しく、これまでのクリントン(夫)やオバマといった頭のおよろしいエリートがどれだけ「使える」奴らだったのか、全くだめじゃんというアンチテーゼで驀進中です。

エリートに任せっぱなしだったからこの国はダメになったというテーゼ

いわゆる彼らのようなエリートがいくら演説しても、上から目線「教示」されているようでいまいち共感できない、世界の人権と平和も大切だが足元の我々アメリカ国民の生活や経済はどうしてくれるのだ、という不満を糾合しているのです。

資本主義の権化の現代のアメリカにして、経済格差による貧困層の問題は抜き差しならないところまで来てしまっているようです。

うかうかしていると、民主党側もクリントン(妻)が赤いサンダースの社会主義革命にやられて、第二次世界大戦以降、最終形態まで進化し東西冷戦を勝ち抜き世界一強に至ったはずのアメリカ現代資本主義社会において、ヒットラー誕生時のドイツくらいの右派左派分離に至りそうな勢いです。

改めて歴史の急速な動きに驚くばかりです。

なお、その当時のドイツは、ナチの勢いが共産党を上回り、ナチは共産党を含む議会を永久解散して独裁完成しましたが、しかしそれはタッチの差であって、共産党の勢いもナチに次ぐものだったのです。

アメリカの伝統的な価値観である、自由主義、個人主義に訴え、エリート政治指導者層が唱える耳に心地よい政策すべてをなで斬りにするトランプ。

実はアメリカの価値観回帰を繰り返し訴えているのです。

日米安保条約もTPPも、アメリカの余計なグローバリゼーションであり介入であり、そんなものに手を出さずに国内の自国民を大切にせよという主張です。

銃は自己の身を守るために必須であり、健康保険や医療保険、介護なども当然自己責任、国や社会に対して保険制度を要求するのはナンセンス、となります。

今後のトランプ氏を含めたアメリカ大統領選挙の帰趨に注目していきたいと思います。

政治経済ブログといいながら、そのほとんどが雑談の筆者からは以上です。

(平成28年3月5日 土曜日)

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