YouTubeチャンネル登録もお願いします©2013/08- 上田海事代理士事務所

改めてGDP(国内総生産)とは?その3(いまさら聞けない経済用語)

おはようございます。

2016年9月の記事です。

脱線しましたがGDPに戻ります。

もう一つの補助エンジンはEX-IMで外国を指します。EXはexportで輸出、IMはimportで輸入ですが、輸出-輸入がプラスならば、外国との貿易でGDP寄与している(貿易収支黒字)ことになります。

日本は基本的にプラスで、5兆円くらいは輸出超過でGDPにプラス寄与しているのが通常でしたが、ここ最近は事実上の円安誘導による輸入品の高騰(特に原油等)により、ここがマイナスになることも多くなっています。

ただ、加工貿易国の面目躍如となると、この値は基本的にプラスに振れます。

わかりやすく言えば、国内工場で作った車や液晶テレビを世界中に売りまくってます、ということです。

結果、年間GDP(470兆円)=個人消費C(330兆円)+設備投資I(75兆円)+公共事業G(60兆円)+輸出-輸入EX-IM(5兆円)となり、要素分解ができました。

しかし、GとEX-IMで何とか「世界3位」の経済大国の地位を維持していますが、GもEX-IMもそう長くは続きません。

GはもはやGDPの2倍の借金を抱えたわが国では、これ以上の大盤振る舞いはできないし、EXもやりまくったら諸外国の内需産業保護圧力にさらされ、円高圧力を食らいます。

やはり補助エンジンに頼るのではなく、王道のCとIで内需拡大が好ましい、という教科書的結論になります。

GDPプラス成長、マイナス成長、というニュースを見るときは、少しの時間でよいので、その要素毎の寄与度をみるようにしていただければ、本当の経済の姿が、いわゆる肌感覚とそう違わないものである、ということがわかると思います。

すなわち、CやIが減っているなら、それは本当のGDPの成長ではないということです。

次回以降の機会では、このGDPの数字のカラクリをもう少しわかりやすく掘り下げて述べてみたいと思いますが、今回はこの辺で筆を置きたいと思います。

お付き合いいただきありがとうございました。

家計は火の車の筆者からは以上です。

(平成28年9月28日 水曜日)

SNSでフォローする