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iPS細胞発見のノーベル賞受賞に見る先行研究への敬意について述べておきます

おはようございます。

2013年10月のノーベル賞に関する配信記事です。

2012年の秋、iPS細胞の発見に関し当時京都大学所属の山中教授がノーベル賞を受賞しました。

2006年の発見からわずか6年でのスピード受賞ですが、これは、共同受賞者である英国ケンブリッジ大学教授のガードン博士の先駆研究に敬意を表したものでもあると個人的には考えております。

ただそう思っていることで山中教授の業績に異議を差し挟むものではありません。

科学研究は伝承されていき成果を発揮するものです。

高校の生物の教科書にも載っているアフリカツメガエルのオタマジャクシ(既に成長して細胞分化している)の表皮細胞から核を取り出し、受精していない卵子の核と入れ替えて針でつつくなどの刺激を与えるだけで、新たに完全なカエルを誕生させることに成功した実験結果はこれまでの生物の進化の常識を覆すまさに細胞核が初期化できることの先行成果だったのです。

ガードン博士は受賞時で79歳と高齢でしたので、ノーベル賞は生きているうちに授与するという不文律に沿い今回の受賞になったものとも深読みできますが業績結果を見れば妥当な共同受賞でしょう。

それまでの生物学の常識では、卵子から胚(はい)そして成体になる中で、逆戻りはしないと考えられていました。

とすれば、たとえば髪の毛一本、爪一枚からも、遺伝的生物的には完全な個体が再生できるということです。

なんだか不思議な感じがするものです。

もちろん、生まれてから後天的に得た、記憶、経験、肉体的精神的成長、その総体としての個性というものは再生できませんのでご安心ください。

ちなみに現京都大学の山中教授、とありますが、山中教授は神戸大学ご出身で、かつ当該ノーベル賞の研究成果は奈良先端技術大学在籍時代に得たものである、ということを付記しておきたいと思います。

飲みすぎて、昨夜の記憶も再生できない筆者からは以上です。

(平成25年10月3日)

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