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L字型やT字型の建物は建築するのがたいへん難しいという話をします

エキスパンションの例

おはようございます。

2017年7月の建物構造に関する配信記事です。

建物を建築する場合、一番の制約条件は建てる土地の形です。

正方形またはそれに近い長方形の土地であれば大変ありがたいのですが、えてして土地の仕込み時点でそうならない不整形の土地の上に建物を建てざるを得ない場合があります。

実際にギザギザハートの子守唄のような形の土地があることは稀ですが、長方形の土地が2つ直角に隣り合い、いわゆるL字型やT字型になっている土地に賃貸マンションなどを建築しようとする場合などです。

このような土地の場合、その土地の形状に合わせて例えばL字型の建物を一棟として建築しようとすると、構造計算上非常に複雑な振動構造にしないといけなくなってしまいます。

地震の場合の揺れは、3次元ですから縦横上下とあり、建物の形状がL字型又はT字型であると、その連結部分に非常に強いねじれの力がかかってしまうことがあるのです。

L字型やT字型の建物は難しい

ですので一棟の建物としてL字型やT字型の建物を建てるのは、よほど大規模な開発でない限り避けたほうが無難だということになります。

具体的には、2棟の建物を建築し、連結部分にはエキスパンションといって鋼板を渡して連結するというような工法を取ります。

こうすると、一体の建物のように見えますが、廊下部分でちょうど列車の連結部分のように「遊び」ができますので、不意な揺れがきた場合も振動の影響が相互に及ばない(共振を防ぐ)ようにすることができるのです。

ただし2棟の建物ですから、避雷針も2つ必要という風に、1棟の建物に必ず必要な設備関係はいずれも2つあることになります。

L字T字という説明をしましたが、日本海海戦においてはT字戦法ではなく丁字(ていじ)戦法だと強調しておきたい沖ノ島参拝経験者である筆者からは以上です。

(平成26年7月18日 明日から小中学校夏休みの金曜日 最終更新:平成28年7月18日 月曜日)

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