生き残りたくば

これからどんなことがあっても生き残りたいです。どうすればよいですか?

最初に、はっきり若い人に言っておきます。

綺麗ごと抜きのガチの話です。

その人が持っている宿命的なものを除けば、

社会で生きる限り生存競争と条件闘争に勝つか負けるかでその人生の質が決まります。

どんな理屈を言ってみても、最終的にはその人の持った宿命の上に乗った寿命は、生存競争と条件闘争に勝てるかどうかで長さが決まります。

永遠に生きることはできなくても、自分の持つポテンシャルを最大限伸ばして生き続けたいならその競争と闘争で良い結果を出し続けるしかありません。

病気になるかならないか、事故や災害にあって死ぬか死なないか、人間関係でストレスを溜め込むことになるかならないか、犯罪に巻き込まれるか巻き込まれないか、

それらの条件は、その人がどういう環境を得たかでかなりの部分が決まってしまいます。

病気になるような空気が悪く騒音が激しくジメジメした暗い環境に住めば、生き残りに不利です。

ハザードマップで危険度が示されているような環境に住めば、生き残りに不利です。

悪い人間関係を作ってしまったり、犯罪の多い地域に住めば、生き残りに不利です。

ストレスが多い仕事や不健康な生活習慣を持ってしまえば、生き残りに不利です。

社会での「負け組」と呼ばれる人は、それら「生き残りに不利な環境」しか得られなくなってしまうのです。「負け組」は直接的に死をもたらしませんが「生き残りに不利な環境」に追いやられることで間接的に寿命が縮んでしまうのです。

世間の親はそのことを本能的に理解しています。だから子の教育で必死になるのです。

親は子に良い学歴を持たせ良い会社へ就職させ、子が生存競争や条件闘争をする時に少しでも有利になるようにしてあげたいという欲求を持っているのですね。

ただし、学歴や良い会社への就職が「生き残り」に本当に有利かどうかは分かりません。

お金持ちが健康で長生きするのは、それだけ良い環境で良い医療を受け、知的な生活をして危険を避けて暮らしているからです。

セキュリティが高く、環境の良い大きな家に住んで、良い食材を厳選して食べ、ボディーガードを雇い安心してストレスなしに暮せば、それは寿命は伸びるでしょう。

質問者も例え大金持ちになれなくても、そこそこお金を得て智慧をつければ生き残りには有利になってくるでしょう。

では質問者がなんとしても生き残りたいなら、結局どうすればいいでしょう。

どうすれば生存競争と条件闘争に勝てるでしょうか。

私は70歳手前の隠居人です。

私は生存競争と条件闘争では比較的「勝ち組」に属しています。

経済面でも生活環境でも有利な条件を得ています。

その「勝ち組」になれた最大の要因は、私のこの脳の優秀さのおかげです。

人間の脳は「より良く生きるため」「生き残るため」に特化されて進化してきました。

どんなことがあっても生き残りたいなら、

脳を鍛え、育てて、脳の持っている能力をフル活用し最大効率で働かせましょう。

そのためには悩まない脳を作ることです。

どうでもいい必要のない知識を自慢しあってマウントの取り合いをしたり、

娯楽にばかり脳のリソースを無駄遣いしている暇があったら、

自分が生き残るためにどんな知識が必要でどんな人と付き合えば良いかを徹底的に考え続けましょう。そして行動に移しましょう。

自分の環境を常に観察して危険があれば、その危険を避けて、転身してより安全な環境に移動できるスキルを磨きましょう。

私はそうして危険を避け、生存競争、条件闘争で勝ち残り生き残って来ています。

悩まないためにどうすれば良いかを考えるのもこの脳です。

ストレスを減らし、

危険な人間関係、自分のためにならない人間関係を捨てて、

ものごとを前向きに考え、

不安を持たず、

悪い知識ではなく良い知識を厳選して取り込み、

危機感を高め、

計画的に考え、

準備を怠らず、

自分のコンディションを常に確認して、

エネルギーを無駄に使わず、

疲れを溜め込まず、

健康を維持することです。

人類は脳をフル活用したことで生き残れたのです。

脳に悪いことを止め、脳に良いことをしましょう。

それが生き残る可能性を最大限に高める方法です。