ホンダとエヌビディア

【ホンダの凋落とNVIDIA】
NVIDIAの創業者ジェンスン・フアン氏が、セガの入交昭一郎への感謝を述べるビデオがある。どこかで聞いた名前だと思ったが、ホンダの技術研究所社長から専務まで上りつめて、若くしてホンダを去った方で、HY戦争時代やNR750の開発、F1再参入でも活躍していた。将来ホンダの社長を嘱望されていた人物だ。なぜ、ホンダから消えたのかわからなかったが、本田宗一郎の亡くなった後、組織が肥大化し官僚化が進み、様々な軋轢から体調を崩し、追い出される様にホンダを去って、当時ベンチャーであったセガの専務となる。
そこで、創業間もないNVIDIAのジェンスン・フアンは、セガからGPUの開発を受けたが、見事に失敗し、倒産の危機に陥るもさらに、セガに乗り込み500万ドルを入交に要求して、承諾される。その後、NVIDIAは時価総額で世界最大の企業となる。
噂の範疇であるが、ホンダのEV戦略の失敗や日産との提携も某官庁からの執拗な要請であったとの話が出ている。入交昭一郎の時代を読み取る先見の明はあったが、ホンダの官僚的な体質が入交の居場所をなくしてしまったのだろう。昔、本田宗一郎は、某官庁と特定産業振興法で、自動車産業への参入を阻止されようとしたが、その逆風に立ち向かって、自動車産業参入の道を築いた。ホンダには、世界の課題解決に挑む挑戦のプライドは、かなり昔に失われてしまったのかもしれない。本田宗一郎が嘆いているだろう。
こういう話は枚挙にいとまがない。かつて世界最強のIBMに怪しげなソフトを売り込んだMicrosoftという会社のオタクコード書き、ビルゲイツさんは、エヌビディアに抜かれるまで長く世界最高時価総額企業を率いた。
IBMやホンダの復活を、期待する。それには、圧倒的な輝きを放つ個の力を最大に伸ばすこと、くだらない僻みや嫉みや官僚機構に、彼らの能力とやる気を削がれないように注意を払うこと。これに尽きる(以下略)。
凡人の筆者からは以上
