中国機レーダー照射

小泉進次郎防衛大臣

中国軍機が自衛隊機にレーダー照射 防衛相が臨時会見、中国側に抗議

配信 2025年12月7日 06:57更新 2025年12月7日 06:58

朝日新聞

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 小泉進次郎防衛相は7日午前2時過ぎ、防衛省で臨時の記者会見を開き、沖縄本島南東の公海上空で6日午後、中国軍機が自衛隊機に対し、2回にわたって断続的にレーダー照射を行ったことを明らかにした。小泉氏は「今回のレーダー照射は、航空機の安全な飛行に必要な範囲を超える危険な行為だ」と非難した。自衛隊機と隊員に被害はなかったという。中国軍機による自衛隊機へのレーダー照射が公表されたのは今回が初めて。

【写真】中国空母「山東」艦載の中国軍機J15。6月撮影=防衛省提供

 日本政府は7日未明、今回のような事案が発生したことは極めて遺憾だとして、外務・防衛当局双方のルートで中国側に強く抗議し、再発防止を厳重に申し入れた。
 防衛省によると、6日午後4時32分ごろから同35分ごろまでの約3分間、沖縄本島南東の公海上空で、中国海軍空母「遼寧」から発艦したJ15戦闘機が、対領空侵犯措置を実施していた航空自衛隊F15戦闘機に対し、レーダー照射を断続的に行ったという。さらに同日午後6時37分ごろから同7時8分ごろまでの約30分間も、同じく対領空侵犯措置を行っていた別の空自F15戦闘機に対し、レーダー照射を断続的に行ったという。
 防衛省によると、今回の事案は、沖大東島(沖縄県)の西約270キロの西太平洋上を航海していた「遼寧」から発艦したJ15戦闘機に対し、空自那覇基地(那覇市)からF15戦闘機を沖縄本島南東の公海上に向けて緊急発進(スクランブル)させる中で発生したという。その際、自衛隊機は、中国軍のJ15戦闘機の機首に備えているレーダーの照射を受けたという。
 戦闘機のレーダー照射は、攻撃目標を定める火器管制用のほか、周囲の捜索用のために使われることがあるが、中国側がどのような目的でレーダー照射を行ったかは不明という。ただし、防衛省・自衛隊は、中国機が自衛隊機に対して断続的にレーダー照射を行ったことなどの状況を鑑み、火器管制用の目的で使用した可能性があるとみて、航空機の安全な飛行に必要な範囲を超える危険な行為だと判断したという。
 一方、この間、中国機による領空侵犯は発生しなかった。防衛省の担当者は「F15は目視できるような距離感でJ15に近づいて折らず、相当な距離があった」と説明した。

いよいよやっこさん、気が狂ってきましたね。緊急事態条項適用の事案だろうが。

以上