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【事案】

マンションの玄関を入り、エレベーターの前を通りかかるときにちょうど人が降りてきたとします。

一人は小学生または背の低い中学生くらいの女の子です。

もう一人は４０代くらいの男性。

と、いっても一見しつ親子ではなく、お互い他人です。

男性は降りてきたらそのまま右側の玄関に。

女の子のお母さんがエレベーターの前に待っていて、その親子は駐車場の方へ歩いていきます。

見ていた通行人は、マンションの立体駐車場に行く途中だったので、その親子の後ろを歩いて行くかたちになったとします。

そこで…、

その母親が歩きながら、

『エレベーターで一緒になった人に何かされなかった？ね？何にもされてない？』

と訊くのです。

７０世帯もあるマンション。誰かと相乗りなんて当然だというシチュエーションです。

『なんか話しかけられたりしなかった？？もし話しかけられたら、目を合わせちゃダメよ！それでも話しかけられたりしたらすぐに非常ボタンを押すのよ！わかった？』

と娘に一生懸命に話しかけています。

娘の方は、

はぁー、ハイハイ。

って感じだったけれども。

【教育とは】

教育とは、黒板にかいたことをノートにとらせたときだけ発生することじゃないと思います。

一番近しい親の姿は、いつでもずっと子供に見られ、それが子供の何よりの無言の教育になっているのです。

親の何気ないヒトコトヒトコトに、子供はちゃんと影響を受けていて、その積み重ねで、どんな人間になるのか、そして、次にはどんな親になり、どんな子供を育てるのかが決まってくると思います。

その子供の集合体がその時代の日本国であります。

なんかねー。。。。

どうなんやろかねー。。。。

話しかけたら非常ボタンだって。

筆者も40代です。

そんなエレベーターには乗りません。

スマホに電話かかってきたフリします。

お互いのためです。

変なわずかの大人のせいで、多くがとんでもないコストを支払う世の中です。

以上