三方よし
近江商人【商売の心得十訓】
1 商売は世の為、人の為の奉仕にして、
利益はその当然の報酬なり
2 店の大小よりも場所の良否
場所の良否よりも品の如何
3 売る前のお世辞より売った後の奉仕
これこそ永遠の客をつくる
4 資金の少なきを憂うなかれ
信用の足らざるを憂うべし
5 無理に売るな
客の好むものも売るな
客の為になるものを売れ
6 良きものを売るは善なり
良き品を広告して多く売ることはさらに善なり
7 紙一枚でも景品はお客を喜ばせる
つけてあげるもののないときは笑顔を景品にせよ
8 正札を守れ
値引きは却って気持ちを悪くするくらいが落ちだ
9 今日の損益を常に考えよ
今日の損益を明らかにしないでは、寝につかぬ習慣にせよ
10 商売には好況、不況はない
いずれにしても儲けねばならぬ
都から近い大きな湖(琵琶湖)があるところ。それで近江。都から少し遠い大きな湖(浜名湖)があるところ。それで遠江。というのです。おうみととおとうみ。素敵な国名ですね。