2015年11月J1昇格プレーオフ会場がC大阪のホームになったことについて経緯を記載します
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長居スタジアム |
おはようございます。
2015年11月の記事です。
2015年11月、日本のサッカーJリーグの話です。
J2昇格プレーオフ準決勝2試合が終了し、それぞれセレッソ大阪(年間4位)、アビスパ福岡(年間3位)が上がりました。
そして次はいよいよこの2チームの決勝戦となります。
この決勝戦は、原則中立地での開催となっているのですが、今回の決勝の会場は、セレッソ大阪の本拠地ヤンマースタジアム長居となっています。
そもそも、なぜプレーオフ決勝を年間順位上位のクラブのホームで行わないのかという疑問があります。
今回の場合、アビスパ福岡のほうが年間順位が高いので、彼のチームの本拠地レベルファイルスタジアムで行うのが筋ではないかということです。
しかし、3位-6位、4位-5位の準決勝を行うにあたり、決勝の組み合わせがたくさんある中、3位4位5位のチームの本拠地会場を、仮に決勝可能性ありとしてすべて仮押さえしておき、試合結果によってキャンセルするというのは非常にお金がかかることのようなのです。
したがって、最も原理的な上位チームのホームを諦めると、中立地開催ということになりますが、ここで、東京の国立競技場を解体してしまった現在においては、これまた中立地として開催でき、かつ観客をかなりの人数収容できる大型の会場となると限られるようなのです。
さらに、今年からJ1の世界でも、「Jリーグチャンピオンシップ」が始まっており、ますます試合会場として使えるスタジアムは枯渇しています。
こうして、今年のJ2昇格プレーオフ決勝については、様々な制約から、なぜかJ2のチームであるセレッソ大阪の本拠地(でもある)長居スタジアムを、「中立地」に準じた取り扱いとして事前に決勝会場として押さえていた、ということになり、たまたまそこにセレッソ大阪が滑り込んできたという解釈になります。
年間上位ながら、なぜか完全アウェーな感じで決勝を戦うことになりそうなアビスパ福岡ですが、頑張ってほしいものです。
福岡のいちファンの筆者からは以上です。
(平成27年11月30日 月曜日)