生徒は客ではない

他の用事は全部なくせ

公開されている範囲では、以下が広く流通している全文です。代々木ゼミナール数学講師の荻野暢也氏の授業中の説教として転載されています。  

「遅刻するなお前。分かったか。先週も同じことをお前に言ったよな。でもお前は守らなかった。5分前に来いと俺は言った。でもお前は守らなかった。そうだよな。認めろ。

おまえな、いや、もしかしたら一般的な話としてさ、金払ってるから何をしてもいいんだ。金払ってるから好きなときに来ればいいんだ。金払ってるんだから遅刻してもいいんだ。好きなことやってればいいんだ。もしそう思うんなら、来ないでくれ。

いいか、俺は生徒を客だと思ってはいない。残念ながら思ってないんだオレは。生徒は生徒であって客ではない。オレにとってはだ。だからお前がもし守れないんだったら来てくれなくていい。違うクラスか違う方へ移れ。

今お前、『はい』って言ったよな? じゃあ守れるんだな? 二度と言わすなよ。みんな5分前に来てるんだ。

他の用事は全部なくせ。他の用事を全てなくして周りの人間のために5分早く来るんだ。言ってる意味わかるか? お前の為じゃない。周りの人間のために行動しろと言ってるんだ。

君らは今、どこに行っても金払ってるんだ。だから、わがままが通るんだ。でもお前が社会に出て金もらう立場になった瞬間、誰もお前のことなど相手にしなくなるぞ。だって相手にする必要は無い。便宜する必要全くない。

嫌いだから向こういけバーカで終わりだよ。いや、バーカとすら言ってくれないだろう。完全無視だ。

だからそうならないために、金払ってるうちに、まともな人間になるんだよ。自分のことより、隣に座ってる人間のことを考えるんだ。

いいか。能力低いと思ったら、人より早く起きるんだよ。当たり前なんだよ。そんなことは。そうしないと人並みじゃないんだから。自分で劣等感持ってたらその分人より早く起きる。人よりいっぱい行動する。人より働くの。当たり前なのそんなことは。それで人並みなんだから。俺はそう思うんだよ。」