物事を為すのに「やる気」は特に必要ないのではないかという話をします
おはようございます。
2013年9月の記事です。
今日は、やる気のない話をします。
ところで、モチベーションとは何でしょうか。
部下や同僚が自発的な行動を見せ、当事者意識を持ち、危機感を感じさせるようなやる気や焦燥感というところでしょうか。
このモチベーションについて悩む経営者や管理職階の方々が大変多いです。
会社に入って数年しか経っていない若手すら、最近の新人はやる気がないモチベーションがなくて付き合うこちらも困るといった声を耳にします。
しかし、モチベーションがなければ仕事はできないのでしょうか。
モチベーションなくても仕事はできるし目標も達成できる
私はそうではないと思います。
目標を具体的に達成する上でモチベーションは実はあまり関係ないからです。
目標は必ず達成すべきものなので、そうであればやる気云々は関係なく、ただ淡々と粛々とそのための具体的な行動とプロセスを積み上げて結果として達成すればいいだけではないでしょうか。
極端にいいますと、やる気だの必勝の信念だのモチベーションだのといったフレーズばかり多用する人は、もっとより絶対的に大切な目標達成のための手段やプロセスに対する具体的知見が低く、要はそれしか言えず暇なだけなのではないかとすら思うのです。
投資についても、必勝の信念で勝てるなら世話はありません。
滝に打たれるか雪上歩行訓練でもやったり断食などして投資の信念を高めればよろしいです。
しかし、そうした人は竹槍でB29を落とそうとした戦時中の軍人を笑えません。
そんな話を、先年亡くなりましたが従軍した祖父がしておりました。
これは、やる気のある人を揶揄しているのではなく、やる気の持っていく方向が重要なのだと解釈しております。
やる気なくなかなか人生の方向性が定まらない筆者からは以上です。
(平成25年9月18日)