蛍光灯を直管LEDに取り換えるだけでとりあえず節電になるという話
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上下間違えて天井を照らしました... |
おはようございます。
2015年3月のLED電灯に関する配信記事です。
普通の電球をLED型電球に取り替えて節電しようという動きはかなり進んでおります。
しかしながら、日本中に高度経済成長期から普及しきっている蛍光灯を、新しい時代に即応したLED照明に変更するというのはなかなかにコストがかかります。
LEDは照明器具の革新ですから、別段蛍光灯の形である円筒形にこだわる必要性など全く無く、LEDパネルを発光させる形としてはフラットなパネルのような形状の照明器具とするのが最も適当なのですが、実際の照明現場においては、その電源をどうやって取ってくるのかというのが最もやっかいなところになります。
そして、これまでの家屋やオフィスや商業施設やホテルにおいては、既にかなり節電を進めてきた高性能蛍光灯に対応したソケット(基盤)の形になってしまっているものですから、この形状をできるだけ活かしながら、安価にLED用の電源として「転用」する技術が進んできているところです。
お金と手間をかけられる方であれば、蛍光灯の基盤自体をLED照明にまるごと取り替えて、電源工事も電気工事士の免許を持った人にやってもらうか自分が技術者であればそのようにするのが最も合理的かつ節電効果も高まりますが、工事にかかる人件費も高騰の一途である現在、なかなか蛍光灯1本や2本でわざわざ人を呼んで工事に踏み切るのも躊躇されます。
工事不要のLED蛍光灯付け替え
そこで、工事を必要としないまま、40ワットの直線蛍光灯をそのままLEDに変更できるお手軽な直管LEDが出てきています。
これは、既存の蛍光灯基盤が原則どの点灯方式であっても(具体的にはグローランプ式、ラピッドスタート方式、インバーター方式、電子スタート方式とあるらしいですが筆者はよくわかりません)、取り替えるだけでLEDランプとしてそのまま利用できるという優れものです。
しかし、本来LEDランプには必要ない蛍光灯の安定器を使い続けることにもなりますので、その安定器が経年劣化した場合はちらついたり照度不足が生じることになります。
その場合は安定器を取り外す工事をするか、蛍光灯基盤自体を破棄してLED照明に取り替えるかの選択が迫られることになります。
これから電気代も上昇の一途だと思いますので、賢く節電して豊かな生活を送りたいものです。
こういうのはケチとは言わず節約だとお婆ちゃんに教えられた筆者からは以上です。
(平成27年3月23日 月曜日 最終更新:平成28年3月23日 水曜日)