ドローン

軍事アセットは従前、信頼性が非常に大事だった。それは軍人の生還率に直結するからだ。
しかしドローン戦争の時代になると、信頼性よりも、戦術正面において、あるいは後方の生産拠点において、敵の防護を如何に突破して戦術目標を達成するかに指標が変わる。
10%の故障率だと従前は使い物にならなかったが、今や、例えば10%の故障率を甘受すれば値段が1/10になるとか、生産量が10倍になるとか、配備時期が3年後から来週になるといったことがあれば、むしろラッキーとしか考えられず、むしろ追求すべきはそっちになる。
ウクライナではドローンの組み立ては民間一般市民の地下室とかガレージでやってるそうだ。メーカーは部品を宅配してるんだろう。
日本でも複数の町工場が共通部品を作って、そこらじゅうで組立作業をし、eスポーツの猛者が戦時徴用されて自宅のPCからドローン攻撃する世界になるかもしれない。
そうなった場合、日本は異常な地力を発揮するだろう。
問題は最先端の自動制御技術士が日進月歩のドローンをソフト、ハードに両面からどんどんアップデートしていくような生産工程が組めるかどうかだ。