ゴールテープがますます遠く感じる年金支給開始年齢の後倒しと人口減社会について
おはようございます。
2018年2月です。
年金支給開始にはまだかなりの時間を残しております筆者より年金に関する配信記事です。
年金開始、70歳超も選択肢 政府が高齢社会大綱を決定というニュースが流れてきまして、やはりそうかといった諦念の意識と、どうしてそうなるのかといった原因について、一目でわかるグラフを提示しました。
↓ご覧ください
よく見る日本の人口ピラミッドですが、よく見ると、2050年の予想値が、薄い色で上書きされているのがわかります。
もうね、立っているのがやっとなくらいなの、こんなに細くなっちゃって…。
倒れちゃいそうです…。
といった頭でっかちの人の図を示すように、高齢化少子化しちゃっているのが目に見えます。
ちなみに、2050年には筆者は76歳です。
その時でもばりばりの現役のつもりですが、はて、どうもこの図の最も飛び出たところに位置するのが筆者のような団塊ジュニア世代ですが、その上の団塊世代はほぼ全てこの世とおさらばしているはずであり、少しでも、そう今からでも若い人に子供を作ってもらうように運動しなければ、年金支給開始が70歳どころか、一気に今の2倍の130歳になってもおかしくないレベルに来ているのがわかると思います。
改めて、政府のコメントを見ますと、政府は閣議で、公的年金の受給開始年齢を70歳超も選べるようにする制度の検討を盛り込んだ高齢社会対策大綱を決定した、とありますが、そもそも年金は自分で積み立てるのが筋とはいえ、これだけの高齢者予備軍(筆者も含む)が控えている以上、そんなに支えられないよという若年世代の声なき声をよく聞いて、そんなことよりとにかく(自分たちの世代のことは横に置いて)産めよ増やせよの大号令で働き方から教育から暮らし方からそれはもう今すぐにでも変えないと大衰退は避けられないと思うわけです。
現在の年金支給制度は、65歳から始まる年金を上限の70歳まで受給開始を遅らせれば月額で42%増えます。
仮に、現在の0.7%の上乗せ率で試算した場合、75歳まで遅らせれば84%と大幅な増額になるわけですが、このような小手先の制度ではなく、人口構成や人口そのものの絶対数の確保維持を先にしなければ制度をいくらいじっても残念なだけです。
続いて、世界の人口構成と将来予想を見てみましょう。
全ての日本人よ、刮目して見よ
全ての日本人よ目をかっぽじって見てくれ!
これが世界の人口ピラミッドだ!!
少子高齢化って何のことですかという世界ですね…。
これを一目見るだけで、日本の戦後のデジャブじゃないですが世界全体が2050年まで、高度経済成長を遂げるのは、もはや時点を将来に移しただけの事実っ…。
繁栄は約束されているに等しいっ…。
まさに、人類の歴史が始まって以来の、ものすごい大繁栄の人口ボーナス享受の時代に突入しているのです。
その対比で、貧しい限界集落並みの人口減に突入する日本の未来がそこにあるというわけです。
見たくない現実というのがあるということです。
あまりにも衝撃的なので、これ以上申し上げる言葉を失いました。
こうなったら不老不死の仙薬を見つけるしかないなと感じる筆者からは以上です。
(平成30年2月23日 金曜日)