表現規制でたぬかな死亡
CYCLOPS、たぬかな選手との選手契約を解除
2022/02/17(木) 15:00配信
たぬかなさんは、日本人で2人目となる女性プロゲーマー。対戦格闘アクションゲーム「鉄拳」シリーズをメインにプレイし、国内外で高い人気を誇っていた。
このたび、プロゲーミングチーム「CYCLOPS athlete gaming」を運営するブロードメディアeスポーツは2月17日、「鉄拳」プロプレーヤーのたぬかな選手との選手契約を解除したと発表した。
契約解除は、たぬかな選手のライブ配信中の不適切発言「170cm以下は人権ない」を受けてのもの。2月16日にはチームからお詫びのコメントが発表されており、これに続く形で選手契約解除の発表となった。手早い幕引きです。きっと、砂糖水エナジードリンク会社のレッドブル、スポンサー様も彼らの大顧客のオタク男子に顔向けできずに激おこだった模様。
ブロードメディアeスポーツは契約解除について、たぬかな選手の「不適切な発言と姿勢は、当社として決して容認できるものではなく、選手契約解除という判断に至りました」としている。
「当社は、いかなる差別的・侮辱的な行為や言動・SNS等での発言も許されるものではないと認識しており、すべての人にとっての多様性を大切にしております。今後、所属選手の教育、指導等管理体制を強化し、再発防止を徹底して参ります」と声明を発表しました。
さて、172cmの筆者に関しては、わずか2cmの人権は確保されたということでホッとしておりますが(嘘)、このたぬかぬさんの異性(男性)に対して「170(cm)ないと、正直人権ない」というの、別に大したことありません。
顔面が崩壊している筆者としては、もっと過激な文句が飛び乱れたリアルな世界こそ表現の自由というもので気持ちが良いものであって、これはさんざん不倫俳優(男)をこき下ろしすぎてネタが無くなったので、じゃあ女も血祭りに上げていくか、というくらいのものとしか考えられません。
ひとの外見を重視しすぎる立場、ルッキズムとか言うみたいですが、人の顔型や髪型なぞ、簡単に変えられる今の世の中、性別だって変えられるわけで、そんなのをいちいちいちいち問題にしていたら、本当に暮らしにくい世の中になるだけです。
契約解除はどうこういうわけではありませんが、本来エナジードリンクなどという単なる砂糖水を情弱に売りつけているスポンサーのビジネスモデルのほうが問題なのかもしれません。
なお、「人権」という言葉の使い方。これは、ゲームでキャラクターのスペックを指すスラングです。
たしかに人間ではないキャラクターなので人権がなく、それを重々理解したうえでネタ的に使われてきた言葉ではあります。
しかし、これをリアルの(実際の)人間に適用して「人権ない」と言うのは完全にアウトです。それを知らなかったのが運のつきでしたが、本人も本望でしょう。
内輪ネタを外部に出して大失敗するケースで欠けているのは、ひとえに教養です。人権についてしっかりとした知識があれば、こんな不用意な使い方をしないでしょう。
ただ、これまでに「たぬかな選手」が過激な言葉遣いをして炎上した例は過去にもあります。
・言葉遣いで同じ失敗をしていること
・謝罪の初手を間違えてさらに炎上したこと
・差別発言のため、今後もスポンサーがつきにくいこと
を考えると、プロ契約の継続は早晩難しくなっていたことでしょう。
メジャーな世界に出る前に、アングラ世界でもう少し揉まれておく必要があったのでしょう。
今後は配信業者(独立系ユーチューバー)としてお仕事を続けていくのでしょうが、有名であればなおさらこうした炎上は何度も掘り返されるでしょうし、前科持ちの爆弾娘は大きな関係先が絡むイベントには当然呼びづらく、「自分の選手生命どころか今後の人生さえ大きく損なう致命的な言葉だった」ことをじわじわと実感されることになるでしょう。
良くも悪くもエナジードリンクって単なるカフェイン入りの砂糖水で、コカコーラやペプシコーラの二番煎じにすぎないのに、こんなにも世界中で支持されているのはマーケティングを始めとした企業努力の賜物であります。
それをこんな風にブランドイメージ壊されて、レッドブルも相当怒ったんだと思います。
レッドブルよりリポビタンDの方が好きなファイトいっぱつの筆者からは以上です。