書くスピード(予備試験論文)
司法試験予備試験の論文試験に通るために
司法試験予備試験の論文試験は、各科目22行26列のA4判の解答用紙×4部が渡されます。
実際には、A3の厚手の紙の表裏のようです。
ここに、ボールペン限定で解答を書いていくことになるわけですが、ここで人間の能力として、いったいどのくらいの速度で書くことができるのかを自分の身体で調べてみました。
結果、単純に写す(写経)で45文字/分。分速45文字が限界でした。
そして、この解答用紙には段組みなどもありますから、せいぜい一枚に書ける文字数は500文字。これが4枚ですので2,000文字。司法試験管理委員会(出題者)の意図としては、クソ長い問題文を示しているけれども解答については、2,000字程度で十分論じられますよということを言っているのだと思うわけです。
しかるに、司法試験予備校から出ている模範解答の分量の長いこと長いこと。A4、8枚にもわたって、4,000文字にも迫る圧倒的文字量を使ってきっちり論じておられますが、そんな答案、世界のどこにも存在しません。人間の寿命200歳に到達するようなもので、土台無理なことでしょう。
当方は、当面100歳を目指せばよいわけですから、予備試験論文70分で2,000字の解答を作るための時間配分を以下考えました。これを、私の師匠連中に見てもらって修正していきたいと思います。
①私の現時点での書く速度は45文字/分。これが予備試験受験生(短答試験を合格してくるレベルの2,000人程度)の中で早いほうなのか遅いほうかわかりません。そして、当方40数年間生きてきてこの文字のレベルと書く速度に至っているため、これをいきなり向上させることは難しいところです。しかしながら、それでも60文字/分でトップスピードにいけるように訓練することにします。論文書くときは、常にスピード意識。1文字1秒のペースです。秒殺です。男たちの大和、という映画で、戦闘配置につくまでの時間を、10分かかっていたのを5分でやれというのがありまして、先人たちはその通り実践しておられました。倍速は無理だけども1秒1文字は可能であろう。というか可能にしなければ予備試験論文合格などおぼつかないわけです。
②書くトップスピードを60文字/分とすれば、40文字/分のペースではかなり採点者にとって読みやすい文字になるはずです。このペースで50分書き続ければ2,000文字に到達します。なので、課題の設例を読み答案構成に使える時間は20分。後の50分で丁寧に、最大加点ポイントとなる論点を書き漏らさず、一気に読める明快かつ具体的な検証ができた、実力と可能性を感じさせる文章を書こうと思います。
ちなみに1秒1文字のペースで予備試験論文の70分間書き続けると、60文字×70分、で4,200文字に到達できます(笑)。4,200秒(70分)の試験でこの分量を要求するのは、さすがに酷というものでしょう。当方はせいぜいその半分程度の水準を目標とします。
あとはひたすら訓練です。
以上
書く中身
もちろん、書く分量だけではなくて書く内容が大事なのは言うまでもありません。
いちいち長い「ものとする」とかいう言い方を減らさないと、中身のない耳ばっかりのパンみたいになるように思います。老舗の司法試験予備校の模範解答例が模範的ではないのが一番の問題だと思っています。今のところ。
以上