アンテロ・ミッドストリーム(AM)売却からブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BTI)へ乗り換え(米国株投資シリーズ)(2021/06/04)

米国株ポートフォリオの入れ替え

おはようございます。いつも早起きの筆者ですが理由がありまして、この会社で投資している米国株の状況をチェックするのが習慣になっております。米国株式市場は、サマータイムの現在は、日本時間22:30開始、翌日05:00に閉まるので、せめて04:00には起き出さないと、売却や購入の注文を入れようかというタイミングを逃します。もちろん、指値注文しておけばいいのですが、売れたら売れたでそのキャッシュの再投資を考えないといけないし、買ったら買ったで、他の候補銘柄とのパフォーマンスの結果差異を分析しないといけないわけで、結構忙しいのです。当然、当社で運用している資産総額など、最初の資本金100万円が時価総額117万円になった程度ですから大したことはないのですが、何事も、千里の道も一歩からと申しまして、油断は禁物ですが勉強したことの成果はきっと現れてくると思っています。

さて、2021年4月に米国株式運用を開始し、アンテロ・ミッドストリーム(AM)という北米石油パイプライン会社の株式を1000株投資するところから始まりました。一度、この会社の四半期配当を頂戴し、そして価格が上がったところで売却し、今度は割安と判断したブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BTI)に全額投資しました。

同社のホームページに載っている公開情報及びネットでググれる情報、非公開情報に至るまで詳細に検討しましたが、予想配当金利回り年7.6%が魅力的であること、世界のタバコ需要は減っているところですが、100年以上続いた、人類にとって最古かつ最強の嗜好品(酒と煙草)が突然消えてなくなることもないこと、さらに、筆者は毎日通勤したり街に出たりするにあたり、朝の路上にまだタバコのポイ捨てや路上の喫煙者を見ることがあり、これを不快に思うのと同様に、タバコのニコチンの常習性に強い「信頼」を置いております。それゆえに、SDGs投資全盛のこの令和の今において、機関投資家にも個人投資家にもなかなか愛されない、この世界タバコ市場2位の巨大企業の株価が割安に放置されていると考え、投資に踏み切ったわけです。ホームページをチェックするとかいっても、Dividend(配当)という語句で検索するだけなので簡単です。

なお、世界タバコ市場断トツ世界1位に君臨するのは、中国の国営タバコ企業であり、その株は上場公開されておりませんので、残念ながらそれに次ぐ世界2位のBTI(一般にはBritish American Tabaccoの頭文字のBATで知られる)を選定しました。

BATのホームページをのぞいてみた

イギリスの会社なので、通貨が米ドルではなく英ポンドであるところも少し複雑ですが、それでも読み解くと、四半期配当は米ドルベースで0.7412ドル、年間配当は2.9648ドルと計算されるので、1株あたりの購入価格を39ドルとしても、年間配当利回りは7.6%超ということになります。

英語の勉強、というように構えないで、必要な情報がなにかを探し当てるようにすれば、英語も日本語も、中国語だって比較的簡単です。経済社会は数字で表現するものですから、数字をたどっていけばある程度の事業内容などもわかりますが、投資する側の当社は、事業内容の「形」「型」を大きくとらえ、その投資対象会社(事業体)が現実に配当を出すか、のみで投資を判断します。決算や事業内容はごまかせますが、配当をごまかすのは相当難しい、という経験則による投資です。

そして、投資したあとで、株価が下がれば、そのまま持ち続けて配当を得て、そして得た配当でまた(割安の株価の)当該会社の株を買い増していきます。株式の配当が続く限り、株数は自動的に増えていくという算段です。そして、株式の配当自体が持続的に「増配」していけば、さらに株数は増えることになり、長期的にはまさに倍々ゲーム感覚で増えていくことになります。

また、(残念ながら)株価が上がってしまえば、年間で得られた配当利回りを上回る期間パフォーマンスを見せてしまった場合は、(残念ながら)売却してキャッシュに変えます。そして、当該売却した対象会社以外で、また高配当ながら株価が割安に放置されている株を物色して買うということになるのです。

なぜ米国株なのか

このように、当社は米国株(というか世界の株式)への投資に特化していて、どうして国内日本株投資にしないのかというと、日本の株式は、大抵の証券会社では100株単位でしか購入できず、何より配当が年2回のものがほとんどであり、加えて最大の理由が、株価に比して配当利回りとして当社として妙味を感じる銘柄が(現時点では)ない、ということに尽きます。

少子高齢化真っ逆さまのこれからの日本の会社の株式であれば、せめて8%程度の継続的な配当利回りを要求したいのですが、その蓋然性も実績も期待感もある日本の株式は、すでに払底(ふってい)したと言って良いでしょう。既に、日本銀行による見境ない日本株の購入が続いたことにより、日経平均株価はコロナ以前の株価に戻った、否、最高値を更新し続けています。明らかに割高です。

その点、米国株(米国に上場している世界中の株式)であれば、英語を読めなくても、検索機能を使って会社のホームページなどのIR情報を自分の目で見ることができますし、アナリストや業界紙の分析も秀逸です。さすが、産業革命以降から金融資本主義を標榜して鍛えてきただけの国です。将来のキャシュフローをできるだけ多く叩き出すことが最大の社会貢献であり株主還元であるという姿勢が染み渡っている、この意味でも、同調圧力の多く、「カネ以外のもの」にも価値を認める日本社会の日本型株式市場にそこまでのキャッシュフローの信頼性がおけないのもわかります。別に日本の会社がダメだと言っているわけではなく、あくまで、「株価に比した将来配当の予想値が低い」という点が株式投資対象として敬遠する理由です。

ヤフーファイナンスというサイトで、日本の株式の配当利回り(会社予想)を上位から上げてみましたが、当社が投資したBTI(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)の配当利回り7.6%を上回る会社はほぼない、ということがお分かりでしょうか。さらに、BTIの年間売上高は270億ポンド、すなわち軽く4兆円を超えるという巨大企業であり、こんな世界中に展開している国際巨大企業は、日本では極めて限られます。

BAT(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)をおさらい

改めて、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(ティッカーはBTI、一般には略称BATで知られる)はイギリス、ロンドンに本社を置くたばこ製造販売企業です。世界第2位の総合たばこグループとして、200種類以上の銘柄を約200カ国の市場で展開し、41カ国に子会社と44カ所の生産施設を有します。電子タバコの分野にも進出しており、主なブランドは「ヴォーグ」、「ケント」、「クール」、「ラッキー・ストライク」、「ダンヒル」、「ポール・モール」など多彩です。こんな、世界の潮流であるSDGsに背を向けているように見える石油会社こそ、当社が目をつけた投資対象会社です。

▼酒とタバコ(たばこ、煙草)こそが、人類が人類として発展するその強力な起爆剤となったのです。新型コロナが世界を覆っても、それでも、煙草はやめられないというのが大宗の意見です。酒と煙草に代替する趣味として、運動や読書、勉強といったものもありますが、依存度の高いアルコールやニコチンの力は非常に強力です。途上国が経済成長を行っていく中で、先進国が音頭をとっているESGだのSDGsだのにおける脱煙草の動きはあるものの、おそらく100年後も世界のタバコ市場は厳然と存在していると考えております。地球上の全人類の人口75億人のうち、先進国に属するのはわずか15億人程度にしか過ぎません。残りの60億人は、生活と地位の向上を願って今後も経済発展を続けるはずであり、その部分の人民の酒と煙草への渇望は我々が想像する以上のものでしょう。市場が縮小したところで、煙草の単価を上げれば良く、日本においてもたばこは高騰を続けておりますが、それでもJT(日本たばこ産業)は一定の売上と利益を上げ続けています。

SDGsの逆を行く

そして、たばこ株については、SDGsのドグマに侵された、先に述べたような「敬虔な」投資家がこぞって敬遠するため、株価は相対的に低位に置かれているゆえに、この会社たちの長期に渡って配当し続ける「配当利回り」は非常に魅力的です。当社は、こうした観点から、長期的に配当が維持または増加し、長期的な株式配当利回りが現時点(2021/06時点)で7%を超えるような銘柄を探しています。BTI(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)は、将来の配当予想も堅実であるので、これを信頼して購入判断したわけです。こうして、BTI275株に投資されたことになりました。この275株の「傭兵」が、それぞれ年間配当2.9648ドルを戦利品として持ち帰ってくれれば、合計年間815.32ドルの配当金として、更に同社株の購入資金として、株式数を増やしていくことでしょう。軍団の規模が、こうしてどんどん大きくなっていくイメージです。千人将から万人将、すなわち将軍になる日を夢見て前進です。

当社のブログは、大きく「歴史」「教育」「投資」のテーマについて毎日記されていますが、今回は3つ目のテーマである「投資」について長くお話しました。

やはり、実際に自社で投資を行っている者の言葉には、リスクを自分で負っているという熱意と本気度が伝わってきます。高配当銘柄に集中投資し、そして受け取った配当金(や値上がり益)を再投資し、時間と複利の力で運用成果を上げていく戦略にブレはありません。ここから、日本の離島や限界集落から、世界に通用する運用戦略を打ち出していきたいと考えています。全財産100万円から株式投資で1億円相当の機関投資家になるという野望のシリーズ記事、これでしたら、起業が怖いと二の足を踏む方々にも、お楽しみいただけるのではないでしょうか。

本件については、引き続き定期的に追っかけていき、失敗の場合も成功の場合も、皆さんに参考として提示いたしますので、よろしくお付き合いください。それではまた明日。