みんな普通じゃない人生

この図は、中学卒業した1,000人がどのような進路に進むかを可視化したものです。高校を卒業するというところで、すでに9割を切っているところにご注目下さい。普通ってなんだろう。みんな普通じゃない人生。
4年制大学に現役で進学し、4年で卒業し、就職し、そして3年以内に離職しなかった163人に入っているのは、どうみても普通じゃない。

「ふつう」とは何か。このチャートは思い込みを排し想像力を補強するのに役に立つ。2009年3月の中学校卒業者(2024年度に31歳になる学年)の岐路分析
https://web.sekaishisosha.jp/posts/8049

>「大卒者が想起する所謂”ふつう”の進路は、”中学校卒業後は高校に進学し、4年制大学を4年で卒業して、正規雇用で同じ企業に勤め続ける”かと思います。しかし、実際にそのような”ふつう"の人生を送ったのは1000人中の163人でした」
 
高校を3年で卒業、現役で大学進学、大学を4年で卒業、企業への正規雇用という岐路の可視化である。留年や浪人で、いちど→からはずれてもまた進学や就職に戻る場合もあるので、実際の入学者や卒業者はもう少し多いとある。たとえば高校卒業率は最終的には 95%ほど。大学進学も浪人を入れればもっと高いだろう。解釈にあたっては原典で作成方法の確認をする必要がありますが、とにかくいろいろな人生があるということです。