行政書士試験結果分析

行政書士試験結果

2024年の行政試験、おかげさまで合格しましたが、詳細の点数結果も返ってきたので、少し分析しました。まず、受験者数は47,785名で、合格者数は6,165名。合格率は12.90%と昨年度や例年より難化しました。
合格最低点は、180点です。合格者平均点が198点とありますので、上位半分に残るちょうど切れ目が18点積み増したところというところです。さて、筆者の点数は214点でした。自己採点とほぼ同じでしたが、この合格者平均点の198点から16点上にある合格者が、いったい上位何パーセントにいるかという命題です。

受験者の成績分布が正規分布に近い形になるでしょうから、合格者のところの180点から上は、このような底の長い三角形になっているはずです。合格者最高点が公開されていないので(見当たらない)、便宜上満点の300点を一番右にして、線を引っ張ってみます。なんとなく、感覚的に、6.45%の上位半分のさらにまた4.45%分の人たちが、198点から214点の間に分布しているのではないかと考えました。ということで、筆者の得点214点は、何となくですが、「上位2%未満」くらいには分布しているのではないかと勝手に想像しました。つまり、人数で言えば、受けた4万7千人のうち、上位千人以内には入ったということです。もちろん、こういうのは単なる想像ですので、もちろん絶対ではありませんが、基礎知識の問題合計56点のうち、52点をたたき出すなど運にも恵まれた高得点を出せたので、少しは気分も良いです。先立つ2024年司法試験予備試験択一試験に2点足らずに不合格の辛酸をなめてしまったことから、名誉挽回の意味も含めて受験した行政書士試験ですが、思った以上の成果を得られて良かったです。
さて、終わった試験の分析はこれくらいにして、本来の目標である、司法試験予備試験に集中することにしましょう。予備試験に最終合格できるのは、毎年470人ほど。うち、福岡会場からの最終合格者は一桁、つまり10人未満でした。狭き門です。
それでも、やるのです。なぜなら、勉強だけが、人が人たらしむ唯一の途なので。
萩の松下村塾、豊後・天領日田の咸宜園、会津の藩校日新館、いろいろ私塾も見ましたが、そこに集った人々は、自分の意志と根性で、何かを学び取り、そして世に出ていきました。あんな、狭い小さな学び舎から。
筆者も、そうした先人の顰(ひそみ)に倣おうと思います。
ご清聴、ありがとうございました。
以上