2015年ラグビーワールドカップ大会に見る次につながるという言い方について
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おはようございます。
2015年10月のワールドカップなどの世界スポーツ大会に関するビルメン王からの配信記事です。
よくスポーツの世界的大会などで日本代表(やそれに準ずる国を代表するようなチーム)が惨敗した時に、「次につながる」的なコメントを残す選手や関係者がいますが、こうしたのはあまり潔いとは言えません。
誰もが認めるサッカー大国、ワールドカップ通算優勝5回を誇るブラジル代表は、先の2014年サッカーワールドカップにおいてホームのブラジルで準決勝をドイツと戦い、1-7という歴史的大敗を喫しましたが、これについて次につながるなどと言った現地メディアや選手はいなかったと記憶しています。
さて、そのようなあまり相応しくない使い方が多い次につながるという言葉ですが、意に反してこれにぴったりと思うのが現在2015年ラグビーワールドカップを戦っている日本代表チームです。
優勝候補の南アフリカに対して緒戦大金星を挙げた日本は、続くスコットランドに中3日で挑み敗退しましたが、3戦目のサモアに対しては見事な試合運びでサモアの圧力をほぼ封じて勝利しました。
これでワールドカップ2勝を挙げたのです。
日本は勝ち点8で現在リーグ3位です。
残るアメリカ戦に勝ったとしても、南アフリカとスコットランドという「本命」が残り試合を順当に勝ち上がれば日本の予選リーグ突破は難しいというのが現在の見方ですが、そもそもワールドカップで1勝を挙げることが物凄いことであり、過去優勝2回の南アフリカを破っているというのが何より「次につながる」ということではないでしょうか。
この点、予選リーグ突破、すなわちベスト8進出は厳しいといった論調もありますが、このような書き方もあまりよくないと思います。
ここまで来たことをまずもって徹底的に称えるべきで次のアメリカ戦に向けて集中することが何より大切なのです。
試合前に準々決勝進出できない可能性があるなどと、それはすべてのチームに言えることであり、一足飛びに8強などというのは衡平かつ配慮された伝え方ではないと感じますし、歴史と伝統あるワールドカップに対しても失礼です。
今の日本代表を見たらもっと応援して次のワールドカップにつなげていくようにするようにしたいと思います。
自ら顧みますと飲み癖が悪く次はないと言われかねない筆者からは以上です。
(平成27年10月4日 日曜日)
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