世界で一番働くイーロン・マスク

週120時間、誰よりも働く誰よりも金持ちのイーロン・マスク

イーロン・マスクはこれ書いている筆者とそんなに歳も変わらないおっさんです。

しかし、誰よりも金持ち(個人資産35兆円、世界一位)であり、誰よりも働いています。

週に100時間以上、乗ったときには120時間働くといいます。

生きる目標は、地球を救うというデカすぎる目標、そんな過大すぎる使命感と大きすぎる自信で突き進む、アラフィフおっさん、それがイーロン・マスクという人です。

週に120時間働くということをもう少しわかりやすく解説します。

一日は24時間ですから、一週間の7日では168時間です。

120時間働くというのは、一日あたり、17時間では119時間となり1時間足りませんから、一日当たり17時間と8.57分、つまり17時間と8分35秒弱ほど働いている計算です。

一日の残りは、6時間と51分強ですから、6時間寝たとして残りの51分少々の時間で、ごはんを食べ、風呂シャワー着替えを済ませ、手洗い歯磨きうがいも済ますのでしょう。

かの天空の城ラピュタ、40秒で支度しな!のパズーを地で行く猛烈社員ぶりです。

世界で一番働いているのはイーロン・マスク。

イーロンは以前に南カリフォルニア大学マーシャル経営大学院のスピーチで「とにかくがむしゃらに働くことが大切だ」と述べています。

そして、「他の人が50時間働いている間に100時間働けば、2倍のことが達成できるはずだ」とあたりまえのことを学生たちに語りかけたとおり、イーロンがスーパーハードに働く姿をテスラやスペースXの社員たちは日常的に目にしています。

イーロンは工場の生産ラインで作業することを厭わず、ブランド物のスーツが汚れることも気にしません。

全身全霊で仕事に打ち込むイーロンの姿を見て、社員たちは奮い立つわけです。

彼が工場で寝ている姿も従業員たちはよく目撃しているそうです。

例えば、オフィスの執務机の下で丸まって寝ているイーロンを見つけたことがあったし、別の社員は、工場の警備員が立っていた近くにあるテーブルの下で毛布にくるまって寝ているイーロンを発見したりしています。

このような性癖は、筆者にはよくわかるのですが、猛烈に働き、眠くなると工場の床でも、会議室でも、トイレの中でもどこでも寝ることができる人が一定数います。

クリエイターと言われる手塚治虫とか、庵野秀明などがそうですし、ちょっと昔は座敷牢で勝手に勉強して隣の囚人(政治犯)と問答してそのまま寝ることもできた吉田松陰先生等もその類でしょう。

しかも、寝ているのも長い時間ではなく、すぐ充電して再起動して頭をフル回転させ、社内を飛び回り、技術者と議論を始め、自分もとことん勉強する、そんな変人なのです。

結果、彼の持っている会社の株式の価値は上がり続け、彼は億万長者のさらにその斜め上をはるかに駆け上がっていくのです。

テスラのモデル3という新車を市場投入した時のことです。

ブレーキも、スピードメーターもない未来型のEVで、予約注文だけで40万台を超えました。

ところが、量産立上げ時は製造現場が混乱に陥り出荷が遅れます。

原因は生産ラインの過度な自動化でした。

自動化ロボットが役に立たず、リチウム電池工場ではバッテリーモジュールの生産が止まり、組み立て工場ではロボットが部品をつかみ損ねるなどして、モデル3の出荷が遅れました。

CEOのイーロン・マスクは、製造ラインに飛び込んで、連日工場に寝泊まりし問題解決に連日奮闘します。

出荷台数の挽回は一筋縄ではいきませんでしたが、ついには工場の外にフットボール場ほどの巨大テントを立てて生産ラインを新設し、生産数量を増加させなんとか注文に応えていく姿は見るものを感動させたのです。

なぜここまでやるのか、それこそがイーロン・マスクがイーロン・マスクである所以であり、自分自身に過大な目標と超絶な期待をかけている、その超過自信にあるのだと筆者は思います。

毎日毎日を、これを最後と17時間と8分35秒だけ働き、それを今日だけだと思って毎日その日だけ続けるだけで、イーロン・マスクの境地と彼が見ている景色を見ることができます。

簡単なことだと思いませんか。

休み?

食事風呂手洗いを51分で済ませて、一日6時間しっかり寝れば、十分疲れも取れるでしょう。

「忙しくて勉強する時間がない」とかいう連中には、この話を聞かせてやりましょう。

昔のがむしゃらおじさんといえば、かのGEの伝説的CEOのジャック・ウェルチなども有名ですが、彼などは引退したところで、プライベートジェットに乗って美人秘書と不倫旅行していてのちに結婚した、とかいう話がバレるのを見てなんだかな、と思っていましたし、大統領だったクリントン大統領も大統領執務室で美人アシスタントのモニカさんと不適切なことしてたんでしょうということになればやっぱりね、という感じもしていましたが、このイーロン・マスクという怪物については、そのような暇など文字通りなく、発達障害・サイコパス好きの筆者としても最高度に評しここに大いに紹介したい存在であります。

以上