オーバーコンプライアンス

退職くらい、自分でしてくれ

仕事の付加価値を生む事業(目的)のための手続き(手段)に過ぎないものが、オーバーコンプライアンスの膨張により、その主従が逆転し、仕事の時間の大半が手段たる手続きに押し込められ、目的たる事業に使える時間がスカスカになってしまいます。

そして、付加価値を生み世の中を前に進める仕事(主)のための手続き(従)であったはずの主従が逆転し、手続きを行うことそれ自体が仕事だと勘違いしてはばからない社員が増え、そうした社員による「手続き上手な社員こそ優秀」という誤った文化が広がっていくわけです。

企業の改革や、事業の推進というのは、経営の舵を取っているものが、そんなオーバーコンプライアンスを制御できるか、その一点にかかっていると考えています。

以上