プーチンに精神的問題か

どんなに優秀な指導者だとしても、歳をとると価値基準や判断力がおかしくなるのは人間の性です。

だからこそ一般の労働者には定年があるし、企業の経営陣は株主総会で毎度是非を問われるし、政治家は選挙で選ばれることで刷新され、公務員にも定年があるのです。

つまるところ自由主義や民主主義でない思想(社会主義や全体主義)が往々にして破綻して来たのは、1人のカリスマに権力が集中しすぎた結果そのカリスマの判断力が衰えた時に歯止めが効かなくなることではないかと思うわけです。

あのヒトラーでさえ、当初はドイツの経済を一気に立て直すという功績によって民衆の支持を得たのです。

しかしナチス以外の政党を迫害し政党な選挙が無くなってから彼が暴走し、誰も止められなくなりました。

スターリンや毛沢東も権力者となってから、実に数千万人単位と呼ばれる、戦争それ自体より多い犠牲者を自国民を迫害して出すという愚行を犯し、哀れな氏を遂げました。

ソ連崩壊後、15の共和国の一つでしかなかった、ロシアという広大な国を統率し続けたプーチンは確かに優秀だったのでしょうが、権力の自浄作用の無い政治によりこのような不合理な判断や核の脅しが世界にばらまかれているのは不幸です。

以上