組織運営
MBA取得者が風俗店を経営したらどうなりますか
私自身が経営したわけではありませんが、本番以外はフルラインナップのある大手風俗会社経営陣から戦略に対するアドバイスをガッツリ求められたことがあります。
男性従業員だけでも3桁名(女性はもっと多い)の組織運営に関してです。興味のあった業界なので、経営計画の策定、組織への意思伝達など、ガッツリお付き合いしたことを覚えています。
あまり詳しくは書けませんが、生々しいビジネスに対して、リアルに起こっている問題にどう対処すべきか?経営者のビジョンをどう伝えるか?などとても興味深く、なによりも面白かったのはMBAにおいてベーシックとなっている本は、経営中枢がすでに読んで理解しておられることでした。
きれいごとの世界と、ドロドロの世界を融合する努力と工夫は容易ではありません。まともに社会人経験をしたこと、勉強なんかしたことのない末端、精神状態が不安定な人に共通言語でビジョンを伝える工夫など、すごいことが行われていました。(小利口な社員がそろっている大企業の方が遥かに楽です)
試しに周囲のMBAの人に同じテーマをぶつけてみましたが、それっぽい机上の空論ばかりで本気度が伝わってきません。ある種、従業員、または顧客と魂と肉弾のぶつかり合いをする彼らからすると「MBA全然役に立たね~な。」って感じです。
経営に必要なヒト・モノ・カネにおいて、風俗業界における人(人財)やモノ(女の子、サービスの創意工夫)は素晴らしいものがあって、MBAホルダーが役に立てるのはカネの有効コントロールと再投資くらいしかないんじゃないの?って思いました。
事実、本番させて終わりの海外と比べると日本の風俗産業は多様で創意工夫に満ち溢れていると思います。
下流の風俗店はよくわかりませんが、上流の上層部はすごいですよ。(大変に頭の良い中卒の方でしたが、ほとんどの大卒・院卒は本質的な頭の良さ、バランス感覚、もちろん収入でもかないません)