バイデン、大統領選やめるってよ

【バイデン、大統領選やめるってよ】
【米大統領選2024】 バイデン氏にさらなる撤退圧力 民主党内で暗いムード漂う中
2024年11月の米大統領選でバイデン大統領が勝利する可能性は低いと、民主党幹部らが懸念を示していると報じられている。BBCニュースからの記事。
11月の米大統領選挙でジョー・バイデン大統領が再選される可能性について、バラク・オバマ元大統領が懸念を示したと18日に報じられた。民主党内では暗いムードが漂い、世論調査では共和党候補に正式指名されたドナルド・トランプ前大統領が優勢だと示唆される中、バイデン陣営は選挙戦からの撤退を求める圧力に直面している。
民主党議員の中には、陰鬱(いんうつ)な見方を示す人もいた。同党幹部の1人は、バイデン氏の選挙戦からの撤退は「避けられない」と党内の大勢が感じていると、BBCに語った。
BBCがアメリカで提携するCBSニュースによる18日の世論調査では、バイデン氏がトランプ候補に選挙戦開始以来最大となる5ポイントの差をつけられていることが明らかになった。
しかしバイデン陣営は、民主党幹部がバイデン氏に懸念を示しているという報道には「根拠がない」と一蹴。バイデン氏は同党の候補者として選挙戦にとどまると主張している。
米紙ワシントン・ポストは18日、オバマ元大統領がバイデン氏の勝利の可能性が大きく遠のいていると近しい人々に述べたと報じた。オバマ氏のスポークスマンはコメントを避けている。
トランプ候補がバイデン氏をリードしていることを示す世論調査や、オバマ氏の発言に関する報道に先立ち、民主党のナンシー・ペロシ前下院議長とハキーム・ジェフリーズ下院院内総務、チャック・シューマー上院院内総務が党のために立候補について再考するようバイデン氏に助言したと、米メディアは報じた。3人とも報道を否定している。
前出の民主党幹部は、政権内では深刻なムードが漂っているとBBCに語った。「我々は皆、避けようがない決断が下されるのを待っている」。
アダム・スミス下院議員(ワシントン州)も同様に、厳しい見方を示した。BBCラジオ4の番組「ザ・ワールド・トゥナイト」で、民主党がバイデン氏の選挙戦継続に「終止符を打とうとしているのか」と問われると、スミス氏は「私の感覚での話だ。(実際のところは)わからない。しかし、それが現在向かっている方向なのだと私は思う。このことに疑問の余地はない」と述べた。
バイデン氏は6月27日に行われたトランプ候補とのテレビ討論会で、声がかすれ、時に口ごもるなどして精彩を欠いた。以来、数週間にわたり厳しい状況に直面している。
今月17日には、新型コロナウイルスの検査で陽性と確認され、軽い症状が出ていると、ホワイトハウスが発表。デラウェア州の自宅で隔離されている。
対照的にトランプ候補は、ウィスコンシン州ミルウォーキーで開かれている共和党全国大会最終日の18日夜、暗殺未遂事件後初めて演説を行う。同州代表団や支持者たちはこの一週間、高揚感に包まれている。
民主党幹部らが「撤退圧力」強めたか。バイデン氏はこれまで、民主党候補を辞退するよう求める党内圧力にあらがってきた。同氏は今も、強い影響力を持つ連邦議会黒人幹部会のメンバーなど、多くの議員から公的支持を受けている。
しかし、民主党指導部が選挙戦からの撤退を求めてさらなる圧力をかけ始めたことを示す兆候がみられる。
シューマー上院院内総務とジェフリーズ下院院内総務は先週、議会の同僚議員たちが、自分たちの再選の機会がバイデン氏の抱える問題の影響を受けるのではないかと「懸念」していると、バイデン氏に伝えたと報じられている。
シューマー氏は報道は「根拠のない憶測」だとし、ジェフリーズ氏は「個人的な会話は今後も個人的なものにとどめておく」と述べた。
米CNNはこうした中、ペロシ前下院議長がバイデン氏本人に、同氏は勝てないと世論調査で示されていると伝えたと報じた。ペロシ氏はこれはメディアの「報道合戦」だと非難しつつ、バイデン氏との会話があったことは否定しなかった。
米紙ワシントン・ポストは18日、オバマ元大統領が複数の盟友に対し、オバマ政権下で副大統領を務めたバイデン氏はこの立候補が今も実行可能なものなのかどうか真剣に検討しなければならないと語ったと報じた。
ジェイミー・ラスキン下院議員(メリーランド州)はバイデン氏宛ての書簡の中で、「あなたの腕が疲れ果てた時に、観衆のあふれんばかりの感謝の中で」退くことは「恥ではない」と、引退する野球のピッチャーに例えて述べた。
「根拠のない憶測」とバイデン陣営。バイデン陣営の上級顧問TJ・ダックロ氏は、党幹部の懸念に関する報道は「匿名の情報筋からの根拠のない憶測」だと非難した。
「ジョー・バイデンは党の候補者だ」、「彼は再選に向けて出馬している」と、ダックロ氏はソーシャルメディアに投稿した。
バイデン陣営のクェンティン・フルクス選対副部長は、バイデン氏は「何もためらっていない。大統領は自らの決断を下した。失礼なことは言いたくないが、我々はあと何回そう答えたらいいのか」と述べた。
新型コロナウイルスの検査で陽性と確認されたバイデン氏について、主治医のケヴィン・オコナー氏は18日、上気道感染症の軽い症状がみられるが、発熱はないと説明した。
ホワイトハウスによると、バイデン氏は来週24日にアメリカを訪問するイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と会談する予定という。
(英語記事 Democratic mood darkens as Biden faces new pressure)

やっぱり、2008-2012と2012-2016の2期大統領やったオバマ元子大統領が見切ったのが大きかったですね。これ以上81歳のバイデンにこだわれば、米国民主党にはまともな人材はいないのか、ということになります。元気いっぱいの暴走老人トランプに対して、あまりに分が悪く精彩を欠き、極め付けはゼレンスキーとプーチンを当人を前にして間違うなどかなり問題です。核のボタンすらナースコールよろしく気軽に押しかねません。なので撤退は決まっているのですが、さりとて、誰がこの負けるの完璧にわかっている火中の栗を拾うのでしょうか。相手は手負いのトランプ、無敵です。彼の口先為替介入で、一気にドル安円高が、進みました。あれだけ日銀が総力を挙げて為替介入したのに全く変わらなかったトレンドを一気に変えたのです。銃撃事件前のトランプの時の状況とは一変しました。それまでは、誰でも勝てるから認知症のバイデンはよ変わってんか、というような楽観的なノリでしたが、もはや全く違います。民主党は、大敗北を喫したイギリス保守党の二の舞になるかもしれないとの恐怖に怯えています。これまで、わたしは老人同士のこの戦い、選挙的には全く面白くないとか言ってましたが改めます。ここから、また何が出てくるのか全くわからなくなってきました。だからこそ、世界は面白いのかもしれません。
以上