少子化対策
【少子化対策】
「結婚というのは目的ではなくて手段です。だから『結婚したい』ではなく、『この人と一緒にいたい』と思ったときに結婚すべき」という話があるかもしれませんが、コレは都合のいい嘘だと思います。嘘というか害悪です。結婚というのはそんな甘いものではありません。覚悟を要します。女も男も。確かに結婚というのは制度的手段です。けれども、それは「一緒にいたい人と一緒にいるため」といったぬるい手段ではないのです。ズバリ言うと、子供を持つための手段であります。将来の国民を増やす唯一絶対的手段。それが子供を持つこと。これは間違いないです。この絶対の前提を崩すあらゆる言説をわたしは取り入れないようにしています。かかる原則をぶらした結果、世界のあらゆるいわゆる先進国になるほど出生率が下がるくだらない、つまんない世の中になってしまいました。文明国ほど人口減少で滅びる。生きている皆が現世利益を追求して将来世代をないがしろにするわけです。クソインスタ動画アップしてるんじゃなくて子供作らないと。日本が、ていうか世界が滅ぶでしょう。その意味での「結婚」です。一緒に居たいだけなら同棲すればいい。時々デートすればいい。彼氏彼女やっていれば良い。それはそれで、人間同士の活動ですから素晴らしい。AIまみれの機械に囲まれて、機械の文字と機械の言葉を聞いて悦入りするより遥かに良いです。そこを一歩進めて原理原則に戻って人づくり、子作りしようよと言う話です。国家は国籍及び結婚制度や戸籍制度を定めて運用して、遥かに高いコストをかけて維持しています。べつに、結婚したって別れられる。それに、そもそもどんなに理想の相手と結婚しても、ずっと一緒にいたら、たいていは、「ウゼェ〜。どっか消えてくれ〜」となる。残念ながら大体そうなる。それが結婚というものです。生物学的に、同じ人を愛し続けることは不可能、とも言われます。となると、結婚したいひとが現れるのを無理ゲーで待ち続けるよりも、とにかく相手なんてとりあえず、まあまあ安全なら「そこそこ」でいいから、出産子育て適齢期になったら一旦パパッと結婚してしまう。そして、早いうちに子供を持つこと。これです。若気の至りです。そもそも縄文の昔、平均寿命は35歳程度でした。栗の木に登り栗を取り、海に出て魚を取ったり、農耕以前の狩猟採集生活で、尚且つ超高度な文明を維持発展していくには、とにかくノウハウを伝える若手を育てること、つまりは子供を早く持つことでした。自らが集めたり持つよりも、先に後進を産み育て、大切なものを伝える、この精神があったのでしょう。寿命が伸びたことで、もしかしたら、我々人間は遥かに烏滸がましく(おこがましく)なったのではないかと思うのです。子供を持てる年齢は限られています。産んでから20年、育てる体力も必要です。だから、国家は結婚制度をコストをかけて維持するのです。国家の基(もとい)は子作りです。人口維持です。平均寿命の伸びではないのです。逆にいえば、子供が要らないなら結婚なんて別にしなくてもいいのです。別れるのに罰金があるかないかだけ。ステークホルダーも正直なんとも思いません。あ、そう?くらいなものです。
おすすめは、
30代の半ばで「ベストパートナー」を見つけて滑り込みで結婚するよりも、20代のうちに「そこそこの奴」と結婚して子供を持つほうが、10年後、20年後、うまくいってそうじゃない、ってことです。写真は右手奥に24時間やってるどろんこ保育園。
以上