新通信規格「5G」開発競争が熱く繰り広げられる2016年世界の話
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| ヒッチハイク |
おはようございます。
2016年7月の通信規格に関する配信記事です。
本日は日進月歩で進化する通信規格について書こうと思います。
このような、ガジェット系の記事を書くときは、書いた瞬間から記事の内容が古くなっていきますので、執筆時点の正確な期日を書いておく方が後々有用だと思っています。
本日は2016(平成28)年7月11日の月曜日です。
さて「現在」の通信規格で一般的なのは4Gです。GはジェネレーションのGですので、通信規格も第一世代から第四世代まで、例えて言うなら徒歩からレーシングカーレベルまで高速化大容量化が進んできました。
一昔前までは、テレビ電波を利用せずに、モバイルデータ通信で「動画」を見ることができるようになるとは思いませんでした。
それが、今や外出先でも(通信容量を気にしなければ)かなりの動画コンテンツを見ることができるのです。
しかし、技術革新の波はこのままでは終わりません。
むしろ加速しています。
「2016年現在」は5G開発の時代
現在の日本の通信規格作りでフロントランナーの地位にあるのは元電電公社のNTTドコモを中心とするコンソーシアムですが、彼らは「5G」という新しい通信規格を、遅くとも2020年の東京オリンピック(56年ぶり二回目)までにリリースしたいと考えているようです。
5Gは、通信速度は100G(ギガ)以上、また瞬断・遅延防止の何十もの基準をクリアしなければ認められないと考えられております。
なぜなら、この5G通信回線を利用したサービスとして、たとえば自動運転車が考えられますが、突然路上に誰かが飛び出してきて急ブレーキを踏んで回避するといった衝突回避行動をとっさに取り、必要な指示や情報をインターネット回線を通じて適宜に得るためには、回線通信遅延などとは言っていられないからなのです。
不幸にも事故になってしまった場合、損害や怪我の状況に応じた情報提供や応急措置も必要となってきます。
こんなときに、通信回路がパンクして遅延します、ではとても実用化できないということなのです。
これだけ要求性能が高いサービスとなりますと、開発費用や開発期間が膨大となり、結果水素自動車の如く商用リリースまでの価格の壁という問題が発生します。
要するに投資を商品サービスの展開で回収するというモデルが崩れてしまうのです。
この辺りも現在の最先端の研究における難しさと言えましょう。
しかし、いろいろと問題や課題もあるにせよ、やはり新しい技術というものにはわくわくさせる何かがあるのも事実です。
人間の「特徴」を一つ挙げるとすれば、こういった労苦をいとわない取り組みによる技術や社会の前進を味わうことができる生き物であるということなのかもしれません。
車の運転は下手な筆者からは以上です。
(平成28年7月11日 月曜日)


