私は自分でここへ来た。自分の足でここを出ていく(アシタカの言葉)
退職する社員に対する態度で上司の人間がわかる
退職を申し出た社員に対して、お前なんかどこ行っても通用しない、といったようなことを言いつつ、その実何とか引き留めようとさもしい努力をする上司や経営者にだけはなりたくないものです。
まず、自社で今後活躍できるかどうかすら、見極めが難しいのに、ましてや他社や他所で活躍できるかどうかなんて、そんなの神ならぬ凡人にはできない技ですし、そもそも、雇用契約も契約のひとつとして、始まりがあれば終わりがあるもの。
これまでのご協力と努力と友誼に感謝し、終了することを淡々と見守り、今後の活躍を祈るだけです。
他社で活躍するとかしないとか、本来その後の話などどうでもいいことで、自分のできることに集中すべきだと思います。
「私は自分でここへ来た。自分の足でここを出ていく」
「世話になった」
<もののけ姫、アシタカの台詞>
これは、石火矢で胸を撃たれたアシタカがそのままサンを担いで、みんなに止められながら、血をダラダラ流しながらも、「たたら場」を自分の意志で出ていくときに言うセリフですね。
なにがなんでも出ていくというアシタカの強い気持ちが感じられ、そして、このセリフのあとに10人の力で開けるという扉をアシタカが開けるシーンは、すべての男子の憧れです。
筆者も、このようにありたいものです。
会社を去るときは、
「私は自分の手で門をたたいてこの会社に来た。自分の足でここを出て旅立つ」
とキメていきたいと密かに思っています。
それでも引き止められたら、
「まだ言うか! 人間の指図は受けぬ!」
と続ける所存。
以上