日本は弱い国なのか

ウクライナに対するロシアの侵攻をまざまざと見せられ、普段、日本で反戦平和を叫んでいる人のトーンが極めて低調になっているのを大変興味深く拝察しております。

さて、ウクライナがやられているところ、80年前にも同じことをまさにやられたわが国日本も、ウクライナ支援ということで、東から樺太に進駐して、ガスパイプラインを占拠すればよいと思います。

そんなことをしたら、日本だって4分割されてしまう、などと言われてしまいますが、そんなことはありません。

4分割とは、中国、ロシア、そしてアメリカ、最後に日本自治領、というようなことを指すのでしょうが、日本列島って、そんな分割統治しておいしい国土ではありません。

かつてペリーが日本に来航した時、こんなめんどくさい国はないと敬遠しましたし、かつてあの反宗教改革ゴリゴリで神の国に仕立て上げてジパングをデウスに献上しようとしたあのイエズス会の連中ですら、目に余るテロ行為を働きながら、南蛮寺を通じたキリシタン大名とキリスト教信者というあれだけの手下を擁しながら、結局秀吉→家康といった日本勢力により国外追放され(鎖国)、江戸幕府はプロテスタントのイギリスとオランダを通じた経済行為(貿易)のみを行うことにして国を閉じたのです。

それまで、彼ら旧教のイエズス会が持ち込んだ鉄砲というものを、実に50年かけて改良し生産体制を整え、ついに世界一の鉄砲保有国となり世界最強の軍事大国として釜山や京城を占領し、明国に迫ったあの軍事行動をとるに至ったのです。

さらに、さらに、その小さな国は、人口3,000万人を一気に目覚めて明治維新をやらかし、めんどくさいのを1億に増やし、最後発組の帝国主義国として、アジアで唯一列強に伍するという離れ業をやってのけました。

そんな、世界史的には最も何やるかわからないと恐れられている国、それが我が国日本なのです。

江戸幕府でちょんまげ結っていた、そんな幕末から30年後には世界最強のロシア帝国陸軍と、20万人を相手にした奉天大会戦、海ではバルチック艦隊を相手に日本海海戦し、いずれも勝利。そして、60年後に世界最強国家アメリカの太平洋艦隊の本拠地、真珠湾を400機の航空攻撃。

そんな国世界で一つだけです。

原爆を落とされたのも世界で唯一ならば、その後の経済発展の程度も世界一です。世界が目をひん剥いて驚くレベルのことをやらかしてしまう国、これが日本という国なのです。さらにこの国、1,300年前のことも、余裕で伝わっています。恐ろしすぎて、世界はこんな国には手が出せません。自分たちで決めてくださいって。

さしたるリーダーシップもなく、国民総出でやらかすことができる民族性、誰がトップだろうがまったく関係ない、トップが代わってもなんのダメージもない、こんな国ほかにあるでしょうか。

これが諸国を恐れさせているのです。

繰り返しますが、ウクライナがやられていることは、かつて我が国がやられたことです。しかもやられたソ連という国はもはやありません。ロシアが北方領土や千島列島、樺太に陣取っているのがそもそもおかしいのです。そろそろその建前を建前通りにわからせてやろうではありませんか。

日本の同一性が、ここに意見集約されることを陰ながら願っています。

以上