控えめに言って暴力団以上

日本維新の会は、参議院選挙に立候補した候補者に1000万円を要求したとして比例代表北陸信越ブロック選出の吉田豊史衆議院議員を除名処分にしました。

日本維新の会は、ことし7月の参議院選挙に比例代表で立候補した候補者に対し、吉田議員が支援するにあたって1000万円を要求したなどとして、離党を勧告していました。
しかし、吉田氏が「党の認定が間違っており納得できない」などとして、勧告の期限だった10月31日までに離党に応じなかったことから、党は、1日付けで吉田氏を除名処分にしました。
馬場代表は、党の代議士会で「立候補の意欲のある人に金品を要求することは絶対に許されない。これが前例になると、組織を拡大していく中でトラブル発生のもとになる」と説明し理解を求めました。

吉田豊史衆議院議員の除名処分について、上野蛍氏は1日、文書でコメントを発表しました。
それによりますと上野氏は、ことし1月、吉田氏に対して参議院選挙に立候補する意向を伝えてから4月に富山維新の会の役員会を開くまでの間、収支報告書に記載しない1000万円を吉田氏から何度も要求され、圧力と恐怖を感じたとしています。
また、選挙に必要な資金面の準備ができていると伝えたにもかかわらず、「俺のチームに供託金のようにお金を出しなさい」、「他の人にもしている」、「1000万円は俺に対する覚悟、上野蛍の心、熱意として出しなさい」などと言われたうえで、「俺が一番偉いんだ。このことは誰にも言うな」と強く口止めされたということです。
また、収支報告書に記載せずあとに残らないようにするため、現金での受け渡しを求められたとしています。
上野氏は、「次に同じことが起こらないようにするためにも必要であると考え、党のヒアリングにも偽りなく答えた。今後は富山維新の会の信頼回復に努め、自浄作用をもって是々非々で改革と実行力のある組織だとご期待いただけるよう精進して参ります」とコメントしています。

蛍の光 窓の雪

とはいかなかったようです。

以上