電通とは
電通とは何か
見た目の事ことでしたら汐留本社はこんな形のビルでとても薄っぺらいです(笑)。本当に薄っぺらい内容の会社なのかというと、逆に言えばテレビを始め、あらゆる広告業界を席巻している分厚く業界に君臨している会社と言わねばならないと思います。あるテレビ会社のディレクターの先輩が筆者にいみじくも言ってくれた「全部電通が握っている」はあながち嘘でも無いと思います。業務的には、日本国内では広告代理店最大手と言われています。その次点に博報堂がいます。博報堂の約4倍の売り上げ高の広告代理店です。広告代理店?なんじゃそりゃですよね。この広告代理店のお仕事って何やってんの?ですがざっくり言うと、マーケティング戦略を立てて広告を出す業務ですね。このマーケティングが業界の中で影響力が非常に強いのです。例えば、この会社のほんの一部に焦点を当ててみたいと思います。1970年代の戦略十訓が面白いのでここでWikipediaから引用しておきます。鬼十訓、も有名ですが、今回はこちらで行きます。
1.もっと使わせろ
2.捨てさせろ
3.無駄使いさせろ
4.季節を忘れさせろ
5.贈り物をさせろ
6.組み合わせで買わせろ
7.きっかけを投じろ
8.流行遅れにさせろ
9.気安く買わせろ
10.混乱をつくり出せ
この時点で「この会社ヤバいんじゃね?」って気付かないと国民としてはアウトだと思います。この会社の本質はこの十訓にあるからです。つまりお客様の顧客の洗脳(ブレインウォッシュ)こそが広告業務の最も重要な部分だからです。私はこの会社を悪く宣伝するつもりでそう言っているのではありません。一般的なWikipediaに書いてあるものからソースを拾いあげて、俯瞰的に一般的に、単に解説しているだけです。いわば感想です。
ちなみに鬼十訓も
単体では世界最大の広告代理店である「電通」には4代目社長吉田秀雄によって1951年につくられた電通社員、通称「電通マン」の行動規範とも言える「鬼十則」と呼ばれる非常に有名な言葉があります。いわく、
- 仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
- 仕事とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。
- 大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。
- 難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
- 取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。
- 周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。
- 計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
- 自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚味すらがない。
- 頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。
- 摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。