北九州市長選挙2023結果

北九州市長選挙開票結果

・武内氏は全７区でトップの完全勝利
・とはいえ津森氏は約14,000票差の惜敗。出身の小倉南区での敗戦も痛いがOh Yeah! Errorがなければ勝てていた可能性高し
・永田氏、清水氏は供託金没収。清水氏は４区で永田氏に勝利。共産党系の勢力減退もうかがえる

16年前に僕に選挙取材の面白さを教えてくれた北九州市長選挙。

その頃は、選挙におけるネットの影響はほとんど感じなかったけど、去年の参院選くらいから目に見えて大きくなってきている感じがします。今回の北九州市長選も、そんな選挙でしたね。5万人の認識変容にかかる時間が短くなっている気がします。昔は組織票をベースに空中戦（マスメディアで風を起こす）と地上戦（集会と握手の数）で票を積み上げる感じだったのが、なんといいますか…ポジティブなリツイート獲得戦が変数として加わってる感じが…。この戦略がとても大事な気がします。具体的には、どのような人を仲間にし一緒に戦うのかを明確にし、発言するワードを絞り込み、一貫してぶれないこと。

今年は統一地方選。政令市以外の首長選はあまりニュースにならないけどネットで盛り上がってほしい。

選挙でネットのパワーがグッと高まるのは2025年でしょう。団塊の世代が後期高齢者となり、生産年齢人口でミレニアル世代以下の数がその上の世代を逆転するとされる年（これはユーグレナの出雲社長がおっしゃってました）。その後は世の中の流れがガラッと変わっていくと思います。選挙もマスからニッチへ。組織から個へ。この流れを掴めない組織はこれからしんどいでしょうね。