JR北海道を黒字にするには?

厳しすぎる現状

鉄道会社にかぎらず、事業体として100円の収入を上げるのに必要な経費を「営業係数」と言います。当然、これが100を下回ると黒字になるのですが、JR北海道は全線(!)で営業係数が100を上回っているので赤字路線を廃止していくとJR北海道の路線が全て消滅してしまいます。これを何とか黒字化しようとするならば、運賃収入は伸びる見込みがないので、運賃収入以外を増やすしか手段はありません。

例えば、JR九州の運賃収入は30%程度で、駅ビルのテナント料などの不動産、建設、外食などの運賃外の比率が70%を占めています。なので本業は、建設・不動産業と言えるかも知れません。

でも、もっと攻めるとしたら千葉県の「銚子電鉄」のように、なりふり構わずプロモーションをして。。。運賃外収入を80%に増やすというのはいかがでしょうか?決して「鉄道収入が20%を切っている鉄道会社ってどうなの?」とか「食品販売が70%なら、ほぼ移動式のお土産屋さんじゃない?」とか考えてはいけません。それをギャグにするくらいの勢いが必要です・・・。